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2005年01月30日
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カテゴリ:つれづれ
さて時刻は16時半、あっという間に開場時間です。
私の先生からお花が二つ届きました。
うれし~♪
控え室にはお客様を通せないので、係りの人がわざわざ運んでくれます。
ホールは2階、控え室は6階なのでよけいですね。ホール以外は普通の王子製紙のビルですから。

私たちの出演は三曲目、時間を見計らって係りの人が呼びに来てくれてお箏を持って下へ降りていきます。
舞台袖には係りの人が数人と、司会を勤める朝岡聡アナウンサーと安田祐子アナウンサーがいらっしゃいました。
私たちの前に演奏をしているのは高校生4人組でバイオリン演奏です。控え室では??と思っていましたが、舞台に乗るとかなり調子が上がっていい演奏をしていました。
今振り返ってみてみると、この4人組、三重からの応募です。・・・高校生4人で三重から来たの?それはすごいねえ。ほかにも、大阪、宮城、愛知、静岡、京都、そして私の相方は兵庫から。全国から毎年100組の応募があり、その中から18組の参加となります。
舞台袖で、いざインタビューされたときの回答をいろいろ模索していたら、やはり相方がいいことを教えてくれました。

「美しい」ということは、いつまでも見て(聞いて)いたいと思うほどの物の色・形や声・音などが接する人に快く感じられる様子

ということです。すごくいい説明だと思うし、私たちのコンセプトにもぴったり。
私たちは、演奏も見た目も美しくということを重点的にしゃべろうといきまいているうちに私たちの出番となりました。

前の人の演奏が終わってからアナウンサー二人が前に出て演奏者にインタビューをします。その間後ろでは次の舞台セッティングが行われるのです。
そこで、夫の登場!ジャジャーン!!
係りの人が立奏台を設置、夫が筝二面を持って舞台へ。
たぶん、見に来てくれていた私たちの同期の面々は「・・・また夫が出てきたよ」と思ったことでしょう。彼は、「自分は嫁か双葉専属の琴屋であって、ほかの人たちの琴屋ではない、そこを誤解しないように」と常々言っており、今回は喜んで手伝ってくれました。
さて、いよいよ私たちの出番、しずしずと舞台へ出て、がたつきを再度直し、ピアノの椅子を調節して座りました。
一回、顔を見合わせて、いざスタートです。

シーンと静まり返った会場に相方による第一音が聞こえたとき、その静けさに漂うしずくのような音の羅列に、私は心が震えてしまいました。これはうまくいくかも!
なるべく舞台の上でにこやかに演奏しようと思ったのですが、自分の顔が引きつっているのがわかります。
あ、目の上がぴくぴくいってる・・・見ている人が気づきませんように╋(゜o゜;)あーめん←こだわるのは演奏よりも自分の顔だという辺りが私らしいというか(笑)

中盤から激しくなるところもうまくいき、最後、また静けさに戻ってフィニッシュ。
盛大な拍手をいただき、私たちの演奏は終了しました。

朝岡さんと安田さんが出ていらして私たちに、いろいろ聞いてきます。
「なぜ、このペアを組むことになったのか」
「どうやって練習をしているのか」
「これからどんな活動をしていきたいか」
といったことだと思います。
私ばっかりしゃべっていて、朝岡さんが「お箏の立て板に水のようにすらすら言葉が出てきますね」といわれて、恥ずかしかった・・・(*´ェ`*)ポッ

予定通り、演奏が終わって控え室にお箏を置いてからもう一度ホールに戻って作曲の先生にご挨拶。
お世辞でもほめられてとってもうれしかったです。
着物で演奏するとも思っていらっしゃらなかったようで、よかったよ~と言ってくれました。
チョコレートのプレゼントまでいただき、写真を一緒に撮らせてもらいました。すっごい記念です。

私の先生も出ていらしてて、ご挨拶をし、初めて私の相方を紹介しました。双方、好印象のようです。よかった・・・
みなちゃんも出てきてくれていました。
相変わらず、背が高くて美しい美奈ちゃん、私たち二人がちっちゃいので余計背が高い。
やっぱり喜んでもらえて一安心。
そうこうしていたらお休み時間に入ったようで、わらわらと人が出てきました。ほかにも何人か見に来てもらっていて、みんなと会えて喜びを分かち合います。
母も出てきて、後半の間みんなでお茶を飲みに行きました。

帰ってきて、いい加減お箏片付けようと思っていたら、係りの人が予備に来て、もう終演ですよ、早くしたに降りてくださいとのこと。そうか、もうパーティーか。とのんきに考えていたら、そうだ、最後、もう一回舞台に上がるように言われていたんだった!とあせる私たち。
着物姿でもう一回舞台に登場しました。
アナウンサー二人からは、最後まで着物なんですね、と一言いただき、もちろんです!と答える私たち。
最後に舞台に全員が登場してフェスティバル閉会です。
その後すぐに、ロビーでパーティー。

小室等さんと、アナウンサー二人と写真を撮りました。
実は、自分たちの演奏の後、お茶をしにいってしまったため、小室さんの演奏をまったく聞いていなかった私たち。素直にその非礼をわびて、ちゃっかり一緒に写真を撮っていただくあたり・・・(-_-;)
でも、記念だし、いい思い出になるしね。
途中、おそらく選考委員の先生の一人が来てくれて、感想と、今後こんなことをしてみたら?といったようなことを言ってくださいました。洋楽の先生なので、求めているものが洋楽の観点から見た邦楽ということで、微妙に私たちの求めているものとはずれるのですが、貴重な意見をいただきました。

そうそう、音楽の友社と邦楽ジャーナルの人も見に来ていて、もしかしたら、載ってしまうかもしれません。
いや~、まいったなあ(● ̄▽ ̄●;)ゞぽりぽり

結局家に帰ったのは22時過ぎ。
即効で着物を脱ぎ、興奮冷めやらぬまま就寝。
一日、本当に夢のように過ぎ去っていきました。
一回の舞台でこんなに大変なんだから、これが毎週のように行われるプロの人たちは大変だよな~と思いながら。

さて、双葉の次の目標は・・・まだ具体的に決まっていません。この曲をこなそうという中心の曲もまだ決まっていない状態です。地に足がつきすぎ・・・もうちょっと先のことを考えなくては。
とりあえず、できるところから。
前進あるのみです。
夏には四ツ葉の会(育成会48期生演奏会)も行われる予定です。そこでも二人で弾けたらいいな。

というわけで、だらだらと長くなりましたが、アマチュア室内楽フェスティバル無事終了しました。
ご声援、本当にありがとうございました。





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最終更新日  2005年02月08日 14時13分57秒
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