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カテゴリ:旅行に行きました
母が主催する和紙ちぎり絵の4市合同展が千葉県は君津市久留里で、19日20日の二日間開催され、娘としては半ば強制的にお手伝いに行ってまいりました。
なんでまた、久留里?確か、前回は木更津の公民館だったよね・・・? どうやら、会館を借りる基準が厳しくなっているらしく、4市と歌ってしまうとどこも貸してくれないのだとか。 あ、ちなみに、4市とは、木更津市、君津市、富津市、袖ヶ浦市のことをいい、その昔は君津郡市と呼ばれていた一帯を指します。要は・・・びにょ~に田舎? 今では、木更津キャッツアイとか、キシダンとか、木更津再生のために一役も二役も買ってくださる方たちがたくさんいらっしゃいますが、街は一向に変わらず、私が暮らした15年間そのまま時間が止まってます。 あ、唯一、変わったのは、長浦駅に全ての快速が止まるようになったことでしょうか?これはすばらしい! っていうか、長浦にも袖ヶ浦にも止まる快速って、快速の意味が・・・(^。^;) さて、久留里と言えば、久留里線! 単線で、1両2両で走っているジーゼルの電車があります。もちろんJRです! 千葉県の内房線外房線ともに、 ・大雨が降ったとき ・雪が降ったとき ・ストがあったとき 真っ先に止まる路線として有名(?)ですが、久留里線はその比ではありません。 必ず!止まります。(私の記憶によると) 私は木更津高校に通っていたのですが、久留里線を利用して通ってくる子達は、そういう意味で公的な欠席が多かったです。私たちに比べて。 でも、この路線、木更津市を出発して、袖ヶ浦市、木更津市、そして、君津市まで横断するすぐれもの。千葉県内部へ電車で行くにはこれか、小湊線しかないのですからその必要性はなかなかのものです。 私が久留里線に乗った思い出といえば、高校の歩け歩け遠足(って高校では言わないだろうな・・)で、久留里線で一番終点まで行き、山を3km5km10kmコースに分かれて歩いて、また久留里線で帰って来るというイベントに参加したことです。 木更津駅集合でみんなで久留里線に乗るのですが、当時、クラスの委員をしていた私はまだ乗っていない人がいるかも!と思って、一回電車を降りた途端、電車のドアが閉まってしまい、あわや、置いてけぼり状態に! あせった私は、どうしたかと言うと、必死でドアをこじ開けたのです。手で! そのときの様子を当時の級友たちは、す、すごいよね、こじあけたよね・・・と呆れ顔で語りますが、いや、こっちは必死ですって。 結果は、ドアを開けてくれて、無事乗ることが出来ました。 うわさによると、この久留里線、一時間に1・2本しかないので、乗り遅れそうになって走ってくる人を見かけたらドアを開けて待っていてくれるとか。 ローカルならではの心温まる逸話ですね。 ちなみに、各駅は無人が多く、人々の善意と良心で成り立つ路線です。 そのうち、田んぼの真ん中で手を上げたら、止まってくれそう・・・素敵♪ さて、久留里の町の説明よりも、久留里線の説明に萌えてしまいましたが・・・あ、しかも、字が違う萌えてどうする(笑) 久留里と言えば、久留里城、その昔、城下町として栄えたところで、今もなお久留里付近に来ると途端に町が開けます。というか、商店街が連なるようになります。 昔の名残で、道は細く、曲がりくねり、城になかなかたどり着かないようになっているそうです。 街内に数箇所、水が湧き出るところがあり、その日も水を汲みに訪れる人がたくさんいました。 そう、水が綺麗で、豊富なので、米も、野菜も、そして、お酒も!実は安くおいしいものが手に入る非常に穴場な街だと私は今回再認識しました。 母の手伝いでどこにも観光へいけなかったのですが、つき合わされた私の夫はいろいろ歩き回ってみたそうです。街歩きが好きな彼、その彼が、「久留里はもう一回行ってもいい」と感想を漏らしていました。 そんな魅力が、久留里に! なんといってもキャッチコピーは「城と生きた水の里」綺麗な文句ですよね。 さて、夫が久留里を気に入った理由、その大きな一因を占めるのが日本酒です。 お水がきれいと言うこともあり、酒蔵が何件かあって二箇所はしごして二本のお酒を買ってきました。一本は田崎信也お勧めのお酒、もう一本は生酒だそうです。 次の日に、田崎信也お勧めのほうを私も飲んでみましたが、辛くって、すっきりしてて飲み安い!この私がコップ一杯飲めてしまいました。 侮れないなあ、久留里の日本酒! 福祝 純米吟醸 生貯蔵酒 720ml ↑しかも、楽天で売っててびっくり! もう一本のお酒は「夢かえる」という、絞りたて純米吟醸、無濾過生原酒です。 2005年限定酒だそう。 しかも、このラベルに見覚えのあるカエルが! そうです、君津原産のごく甘酢「すきで酢」のパッケージにもいたあのカエルです。 そうか、だから、夢かえるか・・・っていうか、このカエル、君津のマスコットなのでしょうか? 夫はこのラベルを指差しながら「すきで酢」(酢は舌をかんでTHの発音で)と言って喜んでいました。 そして、言わずもがな、田舎ならではの人の暖かみ。 母の展覧会のオープニングパーティに出席してくれたおばあちゃまを送りがてらおしゃべりをしながら歩いたのですが、送った後、反対にプレゼントを私に人が来てくれたりとか。 茶箱を着物入れにするためにお安く分けてもらったのですが、そこの御茶屋のおばあちゃまにお茶とお菓子をご馳走になり、店を自分で改装する孫息子の自慢話を楽しんで聞いたりとか。 すごく楽しい時間でした。 機会があったらぜひ、久留里城へも足を伸ばしてみたいです。 そして、ぜがひとも「すきで酢」のなぞを解き明かして帰って来たいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月22日 09時32分49秒
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