クリスマスプレゼントを買いました。
台湾に住んでいる甥っ子にです。物は、彼が最近夢中になっている怪盗ゾロリ(だっけな?)の新刊(フィギュア付・・・でもそのフィギュアはかわいくないぞ)と、それだけじゃ、あまり夢が無いので、私お勧めの「かぎばあさん」シリーズを2冊入れてみました。小さいころ私は本が大好きで、いろんな本を読みましたが、じゃあ具体的にどんな本のどんなところを覚えているのと聞かれると・・・実は食べ物のシーンが多いのです。例えば、「いやいやえん」。最後の章でみんなで船を作って海へ繰り出しくじらさんと仲良くなって保育園へご招待するけれども「ここは僕には狭いや」といってくじらさんが帰っていくところにじ~んとは来るものの、やはり、一番印象的なのは、遠足に行った先の果物の山々です。みかんの山、バナナの山、モモの山、先生はみんなにそれぞれのお山で一つずつ果物を食べても良いですよというのですが、主人公はそんなことお構いなしに、がんがん食べまくって、最後の山でお腹を痛くして動けなくなるのです。この、果物のお山、すっかり忘れていましたが、本屋で立ち読みして、そうそう、これこれ、この感じと思い出しました。胸の中にそのころの感情がよみがえってくるような気がするのです。この山に行きたい、フルーツをたくさん食べたいって。小さいモモちゃんもそのひとつ。あかねちゃんが生まれてから、なんだかで森の中の熊さんのおうちに行ってシチューをごちそうになるシーンがあるのですが、まあそのシチューがおいしそうでおいしそうで・・・いや、もちろん、ももちゃんが、「神ちゃま神ちゃま」ってお祈りしているところとかも覚えていますが、あと、お父さんが出て行ってしまうなんて、今思えば、なかなかシュールな話だったと思わずにいられませんが、やっぱり、シチュー。あと、そうそう、カレー!ももちゃんが、ニンジンさんきら~いとか言ったらニンジンさんが泣いて逃げていってしまう話。最後はたしかジャガイモさんと、たまねぎさんと、おいしいカレーになる話もありました。う~ん、もう一回全部読みたいな。新しい巻も出ている見たいだし。そして、かぎばあさんです。主人公が鍵を忘れて困っているところにすっと現れて鍵を開けてくれた鍵ばあさん。お母さんが帰ってくるのを待っている間に、おいしいイチゴを出してくれたり、ポークソテーだっけな?作ってくれたり。もうそれがおいしそうでおいしそうで・・・・じゅるっいや、それだけで本をかって甥っ子に与えているわけではないのですが、食べ物でも何でもそういう感情って大事だよなって。今でも覚えているってことは、そのころ受けたいろいろな刺激って今の私になっているんだなって。そう思うのです。早く子供が欲しい、そのわけの一つ、実は、児童書をまた自分が読みたい・・・それも理由の一つです。なので、出産祝いは、みなさん、本でよろしく。洋服だったら、GAPかコムサデモードでお願い。・・・出来てから言えって。