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やなぎにかぜ

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October 16, 2010
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カテゴリ:TV感想
若い女の子の成長過程のドラマは、ワンパターンなので見ないでおこうと決めてたんだけど、

とりあえず 見てみて、

そこの娘あかりが、本当の娘じゃなくって、その出生の秘密を知ったところから

嵌ってしまった。

ドラマの中では、高校卒業間近の娘あかりが、実は村上家の子供じゃなかったという真実が明かされる。

生んだ母親は亡くなっていて、突然現れた老女が実のおばあさんだったという設定。

あかりは、それを知らされてパニックをおこすどころか、どこか明るく慌てている。
あっけらか~んとしている。

実際そういう人を知っていて、その人は一時期人間不信に陥った。
だから、あんなものじゃないぞと思った。

その人は、人生半分以上生きてて、そんな事実を突きつけられた事でパニックに陥っていた。

だから、作り物がゆえのこんなドラマの設定に不快感を感じ、穿った見方をしていた。

ただ、この主役をやっている女優さん瀧本美織さんの天真爛漫な演技が、あまりにも純真で
そういうストーリーへの不愉快な感情さえ日々払拭されていった。

彼女をゲストに迎えてのバラエティ番組を観ていて、実の祖母やご両親からのメッセージを手紙でうけている時の彼女の素の表情が、ドラマのあかりそのもので「純真」なのです。そこに好感度はアップした。


今日の展開は、自分がいると、おばあちゃんに迷惑かけるからと連れ戻しに来た両親と一緒に広島に帰ってゆく。

それを、走って引止めに来たおばあちゃん。

素直に涙こぼれました。

「意地張って、家を出て行った娘をおいかけなかったばかりに それが永遠の別れになってしまった後悔」

私は、10年前のあの日、何気に疲れ気味の母に娘達を預けて 主人が仕事だからと一緒に自分の家に帰るために車に乗ったときの母の表情のうつろな顔。

少し気になりつつ、冷たい私は 気にしないふりをして自宅に帰った。

あの時に、主人の明日の仕事の準備よりも 母の顔つきがおかしいと言えてたらと

そんな後悔の気持ちを口にすることなく、ずっと引きずってたので、このドラマのおばあちゃんの心情がわかる。

「いってらっしゃい」「またね」「出て行け」の別れは、決して一時的な別れではなく、それが永遠になることがあることを知っているものは、二度と安易な別れ方をしようとは思わない

 いつも「これが永遠の別れになるかも」という気構えが心のどこかにある。
だから絶対に喧嘩したままの「さよなら」は 私からは言わないようにしている。


「知ってしまった以上、なかったことに出来るんか?」と孫を責めるように言いつつ、孫の本音を導き出してやるおばあちゃんの孫に対する思いやりと、わずか数日でも娘が戻ってきたような楽しい気分に浸ったこと。自分の事を心配してくれる人が、この世に存在したという事の喜び。

いわんかったら、せんかったら 後悔することばかりの生き様はもういらん・・・


そんなメッセージに 朝から心鷲掴みにされた。





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最終更新日  October 17, 2010 08:11:35 AM
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