カテゴリ:仏の心
義母は帰ってゆきました。
こちらの当初の予定よりも早めになりました。 年末大掃除の時に、探し物をしてもらった後の片づけが山盛りだったことで掃除が苦手な夫はそれが原因で変な方向に考えが飛び火して爆発してました。なんでも私の親のせいにするものだから、私も苛立ち夫を無視。 長女は階下で聞いていて、義母の前で怒ってました。 耳が遠いとはいえ、尋常ではない息子の様子に冷や汗モノだったと思います。 お正月がきて数日。 私は、常に父に対してひどい態度の夫だけど、年に一度上阪する義母に嫌な思いをさせたくないし、居心地の悪い思いをさせないように配慮してきました。しかし、今回は、私の腹の虫も納まらず、なぜ父を大事にしてもらえないのに、私が義母と仲良くしなきゃいけないんだとの考えが頭の中を占めていて、会話もあまりしませんでした。 義母は、体力も衰えてきている様子で、日中ほとんどうとうとしては寝ています。 寒さもあって、自分がいてもと思われたのか、いつもより早めに帰ることにした義母。 前日、長女をマンションまで送り深夜0時に私が帰宅するのを待ってくれていた義母。 体力もなくなってきているのに、朝起きてから自分が出来る範囲の家事を手伝ってくれ、細やかな仕事をしてくれた義母。 やっぱり感謝の気持ちで一杯で、それを感じる心を重視すべきでした。 昨夜は、たっぷり昼寝をし続けたことで、二女とのお喋りが弾んだからと私が帰宅するまで、無事に帰ってくるのを待ってくれていたようでした。多分。。。 今朝は、いつもとちがって 夫だけが送ってゆき、私達も行こうかといいましたが、一人でいいといいました。 その方が、母子水入らずで話が出来てよかったと思います。 送り終え、そのまままっすぐ帰宅していた夫。 嵐が去ったような静かな表情でした。 義母は、自宅に着いてから電話をくれ、雨が降っていたのだけれど、傘を買おうとしたら 駅員さんが、忘れ物の傘をくれたと喜んで話してくれました。 「お母さん、日頃の行いがいいからですよ」と口をついて出ました。 これまでのように やっと 話が出来たのは 義母が帰ってからでした。 夫と同じ目線で、意地を張っていた自分の事。 時期的に「鬼」が宿る時に、それに屈してしまったことに自己嫌悪。 やっぱり 済んだことはいつまでも引きずるとこういう事はよくないという事を実感しました。少し、過去にあったことを引きずっていたが為に、あらゆることを悪く悪く考えてしまっていました。 送ってもらったお米が、やっぱり美味しくて。 ありがた迷惑だなんて、思っていた事さえも忘れさせてくれるふくよかな味でした。 「お米美味しいね」って夫につぶやくと、そうやろといわんばかりににんまりしてました。 今日の「さんま御殿」を見ながら、いつもなら早く寝る夫が、いつまでも一緒にさんまさんの話を聞いてました。共通する話題もあって、面白く見れました。 やっと晴れやかな気持ちになれました。 明日から出勤です。 ちょっと腐っていた私の感情を上手にコントロールしてくれた娘達にも感謝です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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