ツブコの茶店

★よく、絵や、イラストを描く人の個性として「上手下手、ヘタウマ」

というのがあるけれど、ツブコさんのような伝統芸能の世界では、

個性はどうやって出すのですか？★　

という、質問をされました。

さあ、たいへん！

ふだん、お休みしているアタマの回線にスイッチ・オ、オ、オ、オン

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ヘタウマ、それは

「キホンをマスターしたあと、それを崩したところにでてくる＜味＞」

という考え方は、ちがうと、おもいます。


「キホンにナニカの思いが、加わって、結果的に崩れるのがヘタウマ」

とおもっています。


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意図して崩すのではありません。

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たとえばお習字のばあい、

楷書を”ただ”崩せば、草書になるか？味のあるい～い字になってるか？

芸でいえば

ナニカの思いが芸に加わり、自然に崩れて、

結果としてヘタウマという味がでてくるのだとおもいます。

＜ナニカ＞がもんだいなんですよね～。

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その＜ナニカの思い＞は、マニュアルで教えられることではないんですね。

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それこそ、自分で盗むもの。

自分なりの＜ナニカの思い＞を育てていくのが芸の道ではないでしょうか。

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ツブコの場合の＜ナニカ＞は、自分の中の

＜これがスキ＞という思いと　＜精進しよう＞という思い、です。

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こうして歩みつづけるとき、自分で気づかぬまに、

いつか、誰かが、

「味があるわねえ」と、

いってくれるかもしれません。

（イエモトはそっと胸の中で）

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、、、、、、ということを、御姐さんにジマンしたら

「どの口が言うてるッ！」

と、ホッペをひねりあげられました。