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カテゴリ:ツブコポッキン事件
径皮ピンニングというのは、皮膚の上から、金属の針でぶすっと刺して、
折れている骨を固定させる手術です。 私の腕には、六本刺さっています。 * 「じゃあ、来週、ピンを抜きましょうかネ」 とF先生。 「わ、やったあ。ピン記念にいただいてもいいですか?」 「どーぞ、どーぞ、ピンでなにかつくりますか?」 「あはっ、そーですね!」 * ピン抜き体験の諸先輩が、私に言います。 ・・・・・・くぎ抜きで、引っこ抜くんだから! ・・・・・・モチロン、麻酔したわ。 ・・・・・・失神するひともいるのよォ ( ひゃ~、手術かとおもったら、原始的じゃーん) * さて、当日。 「こんにちは~」 といつもの椅子に腰かけると、先生はくるくると包帯をとりました。 六本の金属のピンが、 二本づつ、二本づつ 一本、一本 と、四ヶ所からアタマを出して、います。 すっかりなじみの景色です。 * (そっかあ、アタマの先が釣り針のように曲がっているのは、 クギヌキのペンチがつかみやすいためだな) とひとり納得していると、 いきなりF先生がそのペンチをふりかざしたではありませんか。 マスイのマの字もありません。 * 「う、う、ううーーーーーーーーん」 F先生はペンチでしっかりピンのアタマを掴むと、 立ち上がって、渾身の力でぐぐぐぐ、とひっぱりあげます。 「う、う、ううーーーーーーーーん」 ・・・・・・・・・・ (きっと、日ごろの言動から、ツブコにゃマスイは要らん、とおもったのネ) と、うれしくなった私は思わず 「先生、がんばれー!!」 と、応援態勢にはいりました。 ・・・・・・・・・・ 「ううーーー、スポッ」 「おおー、せんせいすごーい」 「うぐぐぐぐぐ、スォーーーーーーーッ。 ウーン、スポッ。 ぐっ、すいーーーーーーっ」 「あと二本、ソレ、あっと二本!!」 ・・・・・・・・・・ そうやって、六本のピンは無事、私の腕から脱出しました。 * 「じゃ、ピンは消毒してお渡ししますよ」 と、F先生は額の汗をふきながらおっしゃいました。 うちに帰ってそのピンを、トラちゃんに見せました。 「ひぇ~~~~~~~~っ こんなの引っこ抜くとこ見てて、オソロシクなかったの?」 「ゼーンゼン、 好奇心のほうが、つよかったモンッ」 トラちゃんは、<首ふりうつむき>をしながら、退場していきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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