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カテゴリ:フォトエッセイ
ゆうべ1時半頃、なにげなくテレビを見たら、 洋画をやっていた。 深いしみじみとしたBGMが、風のようにながれている。 なんだっけ、これ・・・・・・ 画面には、30代くらいの男女、 <叶わぬ恋>の雰囲気・・・ そのまま最後まで見てしまった。 途中で思い出した。 これはパステルナークの”ドクトル・ジバゴ”だ。 (そうだ、こんどの正月本は、これだ) と、思った。 いつも、正月三が日は、とくべつな本を読むことにしている。 ジャンルはとくになく、いっぺん読んでみたいもの、 ちょっと挑戦してみたいもの、などが、私にとっての<とくべつ>だ。 なにを読むかは早くからパッときまることもあるが、 今年はまだだった。 ドクトル・ジバゴは、ムカシ読んだことがあるのだけれど、 どんなストーリーか覚えていない。 映画をみても、中身が蘇らない。 覚えているのはなぜか、たったの一行だ。 それは、<(降ってくる)雪は、見上げると、黒い雪に見えた> というようなものだった。 雪が降ると、いつもこのフレーズが浮かんできた。 雪はほんとに黒く見え、細かい雪は灰色の虫の群のように見えた。 でも、どうしてこの一行だけなんだろう。 <降ってくる白い雪が、下から見ると黒い雪になる> スタンスを変えるとちがったモノが見えてくるよ、 ということが、よほど心をゆさぶったのだろうか。 それは、もしかしたら当時の自分にとって、 とても必要なことだったのかもしれないな、 と、そんなことを思った。 こんど読むときはどんなことを感じるのか、たのしみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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