カテゴリ:タイを知る!
暫定政府、タイの祝日をもっと増やしてくれ~!! 暫定政府の話題ですが、今のところ国民の支持は概して高いようで、クーデター前と比べると政情は安定しているといえます。でも先日お伝えした「アルコール販売規制法案」や、先ごろ明らかになった「医療費無料化計画」など、ちょっと疑問に思うような政策も出てきています。 わたしのような外国人がガタガタ言う筋合いのことではないと思うのですが、わたしが個人的に憂慮しているタイの「トンデモ政策」をリストアップしてみました。「もっとほかにもある」とか「いや、この政策には意味があるんだよ」とか反論でも構いませんので、みなさんのコメントをお待ちしてまーす!! ■アルコール規制ハンターイ!! タイで立法化が進んでいる「アルコール販売規制法案」ですが、今でも既に、 「禁酒日」 という酒飲み受難の日があるのです。仏教関係の祝日などは異教徒にはカンケーないのだから仏教徒の自主性に任せればいいワケだし(つまり大きなお世話)、選挙の前夜&当日の禁酒に至っては全く意味不明です。知らずに来た海外からの観光客は唖然とすることでしょう。 あと、多くの方が指摘している、 「アルコールの販売時間制限」。 例えば午後3時ごろにコンビニやスーパーに買い物に行ってもビールなどの酒類は販売してくれません(カンケーなく売ってくれる店もありますが)。夕方5時過ぎてからまた買いに来ればいいだけだから、アルコール販売の抑制効果があるとは思えないし、わたしなどは対策として酒類を大量に買い置きするものだから、逆に摂取量が増えていると思います(苦笑)。 ■バンコクがバンコクらしくなくなる「月曜日」 「月曜日」といえば「黄色シャツの日」というのが定着してきましたが、もうひとつ、 「バンコクから露店、屋台が消える日」 でもあるのです。街の浄化ってことらしいですが、月曜日のバンコクは屋外営業が禁止になっています。一部の露店街や屋台街などは観光ガイドにも紹介されて、それを楽しみに来る海外からの観光客もいるわけだし、こちらに住んでいるわたしも間違えて月曜日にシーロムの露店街に買物に出かけてガッカリしたことが何度かあります。われわれはいいですが、ただでさえ所得の低い露店商などには大きな打撃でしょう。 しかし、なにもまるまる一日営業禁止にしなくてもお掃除ぐらいできるでしょうに!! なんかバンコクの魅力を損なうようなことを自らしているような気がします・・・。 ■ホントにそれでいいのか?「医療費無料化」」 タクシン元首相の貧困層向け懐柔政策のひとつである 「30バーツ医療」(国公立病院で1回の診療を30バーツで受けられる) ですが、恩恵を受けているひとびとも多いことでしょうが、一方で弊害の方が大きいとも言われています。要は国から患者ごとに一定の補助が病院に支給されるのですが、病院側ではその枠を越えるような「重病」の患者は病院の負担となってしまうわけです。従って、深刻な症状の患者は受診を拒否されたり、適当でない安価なクスリを処方したりして死亡例も出ているようです。 既に課金業務を省略した方が人件費など考えるとトクになるということで、勝手に「無料化」している病院もあるとのことで、つまりこの「無料化」にはそもそも政府や病院側には大きな変化はないわけです。特に上の弊害に対する明確な対応策が含まれないなら完全な「人気取り政策への便乗」といっていいでしょう。 制度上われわれ外国人には無関係なことですが、どうも上のアルコール規制も含めて保健省のやり方には疑問を持たざるを得ません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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