バンコクでお仕事!
初めてタイに来たのが2003年の10月だから、まだ2年も経っていないんですよね。最初はもちろん単なる旅行だったのですが、なにかタイの国中を覆いつくす「まったり」とした「イージー」な「何でもアリ」な雰囲気がストレスの多い仕事の合間に来るにはかなり「毒」であったようで、その後2~3ケ月に一度のペースでタイに来てブラブラするようになりました。丁度会社を辞めて半年以上も文字通りブラブラしていたので、毎回2週間から1ケ月ぐらいは滞在していました。それまでは海外旅行というと慌しく観光やらアクティビティに精を出すというのが常だったのですが、そのときどういうワケか、今回の旅行は「何もしない」をしに行くのだ、と固く決意してチェンマイに飛びました。チェンマイという町はその期待にしっかりと応えてくれる場所で、観光地としてもタウンとしても中途半端なところがピッタリで、決意の通り毎日無為に過ごしていたものです。旅行者ながらチェンマイに土着しかけていたところへ(つまり、社会人としては全くダメになりかけていたところへ)、なんと「タイでお仕事」という当時のわたしとしては正に「渡りに船」というお話が舞い込んできました。なんか短期間のうちに自分の人生がタイに、タイに、と向かっているのを感じながらも、なんか虫が好過ぎるよなあと半信半疑な部分も捨てきれず、日本での再就職も平行して進めてはいました。そんなこんなでトントン拍子に(タイには似つかわしくないコトバ)、2005年1月にはバンコクでの暮らしを開始し、今度は「ビジネス」をするためにタイの地を踏むことになってしまいました。さて、仕事をしにタイに来ると、今まで気に入っていたタイの「いい加減さ」や「ゆったりしたペース」が全て裏目に出るということになってしまいます。タイの国柄を理解していれば大抵のことは笑いごとで済んでしまいますが、日本サイドの顧客などが必ずしも理解しているとは限りません。というか、ほとんどの場合わかってもらえません。以来ジタバタしながらバンコク暮らしも半年経過。日本との文化や習慣の違いは愉快な部分もあればイライラすることもしばしばです。そういった新鮮な驚きがタイ暮らしの中で「当たり前」になってしまう前に、いろいろ気付いたことを記録に残すことにしてみました。以上、ご挨拶代わりにこのサイトをはじめる動機をとりあえず書いてみました。時間を見つけて色んな話が紹介できれば、と思います。