禁断の「カオソーイ食べ比べ」!!
食なんてひとの嗜好でそれぞれではありますが、ここはあくまで個人ブログでありますので、ワタクシの主観に基づいて北タイ名物「カオソーイ」の有名店を食べ比べしてみることしました~カオソーイは、茹でた麺の上にさらに揚げた麺をのっけるという二段構成になっていて、カレーとココナツミルクをベースにしたスープでいただくという、日本人にも人気のメニューですね。まずはピン川東岸のファーハーム地区へ!ここは創業70年の老舗「カオソーイ・ラムドゥアン」と定住者に評価の高い「カオソーイ・サムージャイ」という有名店が近接しています。■カオソーイ・ラムドゥアンここは数あるカオソーイ専門店の中でも「超」有名店のようで、ファーハーム地区のココが1号店ですが、スーパーハイウェイ沿いに2号店、さらに近年は大型ショッピングモールのフードコートにも出店するようになりました。日本からいらしたお客さんもわざわざこの店を指定して食べに来られますが、実はワタシの経験ではこの店ってあまりおいしいと感じたことがないんんですよ。やや甘さを控えめにしてスパイスの風味をキリッと効かせる味わいにしているところは好感が持てますが、いつも仕上がりになんか不備があるんですよね~。鶏に火が通っていなかったり、揚げ麺が少なかったりしなびていたりとか、バラつきが激しい。その辺は多分多店舗展開の弊害なんでしょうか?店主の目がちゃんと届いていないのかも知れません。■カオソーイ・サムージャイチェンマイ定住者の間では「カオソーイはサムージャイが一番おいしい」という意見をよく聞きます。地元タイ人もそう評価しているのか、お昼のやや遅い時間に出掛けたのにサムージャイはタイ人客で大盛況でした。一方、同じ時間帯でも前述ラムドゥアンはお客はワタシひとりという寂しい状況…。ココナッツミルクのまろやかな甘みがアクセントになっていて、よりコクが深いカンジがしました。カオソーイってこうあるべき!を具現したみたいで、またココに来よう、と思ってしまいます。最近はカオソーイ以外のメニューにも力を入れているとのことですが、本道のカオソーイの味は落とさないでほしいもの。さて、今度はナイトバザール界隈のハラルストリート(イスラム通り)を攻めてみましょう。こちらはイスラム風カオソーイっていうんでしょうか? ややあっさりした風味が特長で、つけあわせの高菜にしっかり味が染みているのも印象的です。■カオソーイ・フエンファー中国語表記では「雲南小吃」と表記されてますが、カオソーイは元々雲南省のイスラム系中国人の料理だったという説がありますんで、元祖カオソーイはイスラム風ってことでしょうか?一見乾物屋のような外観なんで食堂とは気付きにくいし、入店すると恐そうなオバちゃんが「はあっ!?ここで食べんのかっ!?」とエラい剣幕で来たんで「あ、営業時間外ですか? 失礼しました~」と一瞬逃げようかと思いましたが、どうやら営業中らしい。そのオバチャンですが、カオソーイを作り始めると丁寧に作ってくれてる様子が真摯で、大袈裟ですが何か官能的な佇まいすら漂ってました。最初は驚きましたが、根はやさしくて真面目なオバチャンなんでしょうね♪カオソーイは確かにあっさりめではありますが、しっかりスープが効いてるんで薄い感はありません。あとココの付け合せの高菜はなかなかイケます。ライスを別に頼んで、この高菜だけで一杯食べたくなります。■カオソーイ・イスラムわかりやすい店名からイスラム風カオソーイの代名詞的な店ですが、入店するとこちらのオバチャンは一転してやさしい笑顔で「サワディー・チャ~オ♪」と声をかけてくれます。気さくなオバチャンのようで、常連ぽいお客さんが来るたびに明るく応対してヒジョーにカンジがよろしい。カオソーイですが、こちらのは前述フエンファーと比較すると「やや薄い」というカンジを受けてしまいました。付け合せの高菜はやや甘みが強く、知名度と反してワタシ的にはフエンファーの方が好みですね。ネット情報ではありますが、この店はオジサンが作ることもあるそうで、オジサンが作るカオソーイは「ぬるい」んだそうです。タイにはありがちですけど、やっぱ日本人的には料理はアツアツがいいよね~。というワケで、独断と偏見に基づく4店の食べ比べ結果を書いてみましたが、みなさんのご意見はいかが? にほんブログ村 人気ブログランキングへ