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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:読書家12か月
昨日、「私の海馬は大丈夫?」という、日記で、初めて、脳ドックとやらを受けることになったことを、ちょこっと書きました。
で、脳ドックの帰りに、古本屋に寄ったら 「園芸家12か月」 を見つけました。懐かしい。 楽天ブックスの説明が良かったので、そのまま、引用。 「チェコの生んだ最も著名な作家カレル・チャペックは、こよなく園芸を愛した。彼は、人びとの心まで耕して、緑の木々を茂らせ、花々を咲かせる。その絶妙のユーモアは、園芸に興味のない人を園芸マニアにおちいらせ、園芸マニアをますます重症にしてしまう。無類に愉快な本。」 と言うわけで、園芸家12か月風に脳ドックを。 読書家が脳ドックを受けるときに、まず考えるのは、「どの本を持っていこうかである」。 「病院=待ち時間=本」という考えは、脳みそに埋め込まれているのだ。 彼は、当然、読みかけの本を持っている。何冊も持っている場合もある。 待ち時間がブツ切れかもしれないので、エッセイ集も一つ。思いがけず、一時間ぐらい待つこともあるので、前から読み返したかった長編を一つ。人間ドックセンターのロビーにはチェスト付きの座り心地の良い椅子もあるので、推理小説も一つ。血を抜かれて気分が悪くなったときのために、軽い本も一つ。 本を積み上げて、考え直す。 たしか、下着一つになって、検査着をつけるのだ。カバンとカルテを持ってうろうろする者などいないぞ。 泣く泣く3冊に減らす。 病院の人間ドックセンターで受付を済ませ、更衣室で着替える。カバンをロッカーにしまう。結局持って歩けるのは一冊だけだ。ここで、又、5分迷う。 ロビーで待つ。棚に雑誌がある。「NHK、今日の健康」。ふだんは、読まないし見かけることもないが、状況が状況である。 手に取る。「特集、脳梗塞」である。読まねば。 血を抜かれる時は、美人の看護婦さんに当たる。 当然、「看護婦さんと出会う本は」と考える。 ここで、妄想しなくては男でないし、本の方に行かなければ、読書家ではない。 マンガだけど「巨人の星」の主人公が恋する相手は看護婦だったな。と、考えていると、 針を刺される。美人だろうが何だろうが痛い。 (楽天広場にもさすがに、MRIは無かったので、クリックしてもとびません。) なんだかんだあっていよいよ、MRIに。 ごらんのとおり、穴の直径が50センチぐらいに感じたので、閉所恐怖のある人にはキツイだろうな。(50センチでは、肩幅の広い人は通らないな。それだけ、狭く感じたという事)機械が働きだすと、ドラム缶を外から叩くような音が響く。耳栓もした。 経験者からさんざんおどかされていたので、本番は平気だった。10分ほどだったが、寝ていた。 説明までに待ち時間。朝食抜きだったので、病院の食堂で、サンドイッチをつまむ。食事中に本を読む。(家では怒られるが) いよいよ、脳外科で説明を受ける。 「こんな写真」を、コンピュータ画面で見ながらゆっくり説明を受ける。血管のつまりや組織の萎縮などは無し。良かった、良かった。 で、記憶力低下の話は、心理的なものか訓練の問題でしょうとのこと。 良かった。良かった。 ← メールマガジン始めました。「応援メール」です。登録はこちら。よろしくお願いします。 ※1 脳みそは良かったのですが、血液検査で、 高脂血症 肝機能障害 尿酸値 が、引っかかりました。3か月後に再検査。 人気blogランキング ←今日は20位。ありがとうございます。 ※2 「運動不足だ」と、言われたら。読書家は、運動の本を買いに行くのだ。最初に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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