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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
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知り合いの告別式に行き、昔のことを思い出した。
育児休業中の職員のお子さんが亡くなった。生後1年にも満たない。ご夫妻の顔をまともに見ることが出来ない。赤ちゃんの写真も見れない。 結局、終始うなだれて、焼香を済ませた。 野口雨情の「しゃぼん玉」を思い出した。 しゃぼん玉とんだ 屋根までとんだ 屋根までとんで こわれて消えた しゃぼん玉消えた 飛ばずに消えた うまれてすぐに こわれて消えた 風風(かぜかぜ)吹くな しゃぼん玉とばそ 生後7日で亡くなった長女を思った詩と言われています。 そう思って、口ずさむともの悲しくなります。 かぜかぜ吹くな、と、力が入ります。 しゃぼん玉 〔カワイ出版社〕 さて、これからは、「管理職にはなりたくない」の方。 赤ちゃんを亡くされた職員は育児休業中だった。育児のための休業中だったので、当然、復職しなくてはなりません。 職員に電話して「弔休で休めるのは一週間ですよ。復職の準備をして下さい。それから、手続きに必要ですから、戸籍謄本を出して下さい」と言わねばならない。 管理職の仕事です。 さらに、育児休業中の職員の代わりに臨時の職員がいます。クビにしなくてはならない。本務職員が復職してくるのですから、臨時の席は無くなります。 当たり前のことですが、首を切られる方にしたら、たまりません。生活設計があるし。しかも、今日、明日の話ですから。 管理職がちゃんと説明しなければなりません。 たいていの場合、管理職は、ココまで頭はまわりません。全部、事務が考えてお膳立てをします。 でも、最後通告は、管理職の仕事。 人事は管理職です。わたしはどちらも立ち会わずに逃げました。 管理職にはなりたくないなー。 ← メールマガジン、「応援メール」です。登録はこちら。 応援して下さった皆様、これから応援してくださる皆様、ありがとうございます。ためしに登録して下さい。 ※1 職員のおじいさん、99歳の告別式に行ったことがあります。紅白まんじゅうが出て、お祝いでした。 無くなる一週間前まで、やぎの草刈りに行っていたそうです。寝付いたのも、ほんの数日。あやかりたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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