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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
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沖縄タイムスによると、2005年の4月から9月末までの授業料滞納による出席停止が408人になると言うことである。
記事はこちら→”沖縄タイムス ” http://www.okinawatimes.co.jp/day/200510071300_01.html 県議会で、生徒の教育権の侵害ということで、もめるのである。授業料が払えないから出席停止はおかしいというのだ。皆さんも、そう、思いますか? 今日の日記のタイトルは、「払わない者」。 「払えない者」ではないのだ。 わたしの20年ばかりの、学校事務経験では、授業料を払えなかった者は2人しか思い浮かばない。 普通は、授業料免除の制度があるので、「払えない者」は免除される。 だから、授業料未納で出席停止になった者は、ほとんど、「払わない者」である。 つまり、携帯やバイクに使う金はあっても、授業料に払う金はないのだ。 ここのところを、はっきりさせておかなければならない。学校の授業料に対する優先順位が低いのである。 出席停止になるのがわかっていて、授業料を払わないのは、もともと、勉強を続ける気がない、中退予備軍がほとんどである。 合衆国崩壊1~4 トム・クランシー さて、トム・クランシーの「合衆国崩壊」に「困難な事件が悪い法をつくる」という格言が登場します。 いついかなる場合にも通用する法律は誰にも作れないと言うことです。つまり、極端な場合にまで応用できる法律は、必然的に悪法になるのです。 例えば、絶対に犯罪を抑止するために、あらゆる場所に監視カメラを設置し盗聴器を仕掛けた社会は、良い社会とは言えないでしょう? 話を極端に振りすぎた。 生徒の授業を受ける権利を、保証しすぎれば、授業料を払える者まで、払わなくなるだろう。 極端にきびしくすれば、それこそ、貧乏人は学校にも行けないと言うことになる。 現状はどちらかと言えば、甘すぎるのである。 小・中学校で、給食費などを1円も納めないまま、高校に来るものがいるのだ。義務教育では、出席停止などはできないし、給食を食べさせ無いわけにもいかない。 で、高校の入学金から納めない者が出るのだ。 払えるのに。 もちろん、高校は義務教育ではないから、入学を許可しない。授業料を払わない者は、出席停止である。 払えない人のご相談にはいつでも乗りますよ。もちろん。 ← 無料メールマガジン。「応援メール」です。登録はこちら。試しに一つ、お願いします。 応援して下さった皆様、これから応援してくださる皆様、ありがとうございます。 ※1 わたしが出会った、払えなかった2例。 一人目は、無免許でバイクを乗り回したので、懲戒処分。授業料免除が受けられなかった。 二人目は、親が事業に失敗して、借金の山。ところが、所得証明とかは、まだ、お金持ちなので授業料免除が受けられない。 一人目は中退。二人目は何とか卒業できた。(奨学金だの何だの) ※2 払えるのに払わない例は山のようにあります。 授業料を払わないと、卒業式に出さない。校長室で親が金を持ってくるまで生徒を待たせておりました。 この親、金がないの一点張り。とうとう、子どもが泣き出してしまった。 そこへ、先生が来た。この親を教えた先生である。 とにかく、払えるだけ払いなさいと、しかりつけると、満額出てきたのだ。最初から金はあるのに、払わずに済むなら済ませようとしたのだ。 子どもが可哀想だとは思わんのか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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