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テーマ:あの本、おぼえてる?(347)
カテゴリ:あの本、おぼえてる?
以前、”すぐに役に立つことは、すぐに役立たなくなる。 ”で、「入荷待ちである」と、書いていた「続弾!問題な日本語」。昨日、入荷、早速借りてきました。
夕べは眠くて、ちょっと、ながめたところでダウン。今朝、起きてから、ちょこちょこと読んで、病院へ。 あいかわらず、信号待ちでも読んでおります。すいません/すみません 病院の待ち時間で、全部読み終わりました。正味1時間はかかってないな。 「続弾!問題な日本語」 やはり、続となると、衝撃は薄くなるが、おもしろいことは確かである。 読書好きなら、こんな世間話がしたいのだ。 誰々がくっついたの離れたのも、良いかもしれんが、たまには、「すいません/すみません、どっちが正しいのかな」なんてね。 さて、本書の一項にありました、「すいません/すみません」 語源的には、済むの連用形「済み」に丁寧の「ます」に打ち消しの「せん」がついた形。 だから、「すみません」が正しい。でも、関西では、「すんません」になるし、「すまんなー」って言い方もあるし。「すいません」も市民権を得ているとのこと。 さて、この問題を高二の娘に出したところ、 「すみませんが正しい」と、一撃。 「だって、『気が済みません』の省略でしょう」 「正解。この本ではこっちの方の『済む』だけど、お父さんとしては、『澄む』だと、思うんだが、どうだ」 「どっちでもいいんじゃない。語源は同じところから来てるんだから、辞書を調べて、常用の方を使えば」 へぇー、語源は一緒か。 「何で読んだんだ?知らないうちに賢くなるものだなー」 「お父さんから聞いた」 「えっ、おぼえてないなー」 「知らないうちにボケてくものだなー」 ← 無料メールマガジン。「応援メール」です。登録はこちら。試しに一つ、お願いします。 ※1 娘といろいろと話しているうちに、思い出してきました。 「すむ」という和語は、物事が落ち着いた状態を表すようです。 だから、「すむ」は「済む」にも「澄む」にも「住む」にもつながっているのです。しかし、この話を何で読んだかは思い出せないなー。 ※2 「すみません」が、「すいません」になるのは、口が楽をしたがるからです。日本語の場合は、表記と発音がだいたい一致していますし、慣れているせいか気づきにくいのですが。(通りは”とおり”と書くけど発音は”とうり”じゃないですか?) 英語の場合は、すぐ気づきます。たとえば、 knight 騎士 ナイト 元々はk音も発音していたそうです。クナイト? 言いにくくていつの間にか、ナイト。 日本語でも、冒頭のk音は言いにくい時がありますね。「こんにちは」が「ちは」になりたがります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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