「い」-石橋を叩いて壊す
私は読書量が少ない。 読んでない本が多い。読みたい本が多い。この辺は押さえておくべきかな?って言う本も読めない。 買った本も全部は、読み切れない。未読の本を、ベッドの横にベッドの高さで一列積んであります。 何をぼやいているかと言うと、 昨日、「「あーん」を好きな小説で埋める」。ア行編をやりましたが、ア行編どころか、 あ 「アルジャーノンに花束を ダニエル キイス」で、終わってしまいました。 続きをと考えて「い」を捜していましたが、思いつかないのよ。他の方々のサイトに見学に行って、皆さんのリストを見て、 「私の読書量は少ない」と、冒頭のぼやきになったわけです。 しかし、読みたい本を全部読むことは不可能だし、どんな、素敵な本でもこちらの精神状態が合わない時には読めやしない。 ぼんやりと、とりとめもない考えていると、「ビッグウェンズデー」を思い出しました。 水曜日には大きな波が来る。伝説の大波を待つ3人の主人公達。サーファー仲間にはちょっと知られた3人。青春の馬鹿な日々が繰り返される。だが、ベトナム戦争に行く者、仕事へ、社会へ。 そして、3人がビーチから忘れられた頃、伝説のビッグウェーブがやってくる。再びビーチに出る3人。 私には「さようならコロンバス」と並ぶ「青春小説」 私にとって、ビーチにいる時に来た大波は、田中光二と山田正紀。 大学にもほとんど行かず、バイトのおかげで金もあった頃。1月で6段のスチール本棚をいっぱいにしましたね。 読書にも運がありますね。 まっ、これからも、できるだけビーチに出て、来た波に乗るだけです。※1 「ビッグウェンズデー」角川文庫 デニス・アーバーグ (著), ジョン・ミリアス (著), 片岡 義男 (翻訳) 「さようならコロンバス」集英社文庫 フィリップ・ロス (著), 佐伯 彰一 (翻訳) 両方とも、映画の方が有名かも。もしかしたら、「ビッグウェンズデー」は映画が先かもしれません。※2 家に「ビッグウェンズデー」が無いかと捜していたら、 「い」の本を見つけました。 「イリュージョン」 リチャード・バック でも、リチャード・バックは「かもめのジョナサン」にしたいし、そうすると「火車」宮部みゆきとかぶるし、「隠された十字架」梅原猛、「火星年代記」レイ・ブラットベリーもあるし。 なるほど、濃いとこ、薄いとこがあるのか。(今頃気付くな。みなさん、それで苦労しているの)※3 勉強させてもらった、リストは「猫のゆりかごさん」のホームページのトラックバックからどうぞ。※4 「いから始まる本、何かない?」と、朝、かみさんに聞いたら、 「石橋を叩いて、壊して、川に落ちる夢を見たから、眠いのよ」でした。