金魚すくい。
小4の次女が縁日で悩んでいた。いつも買うのはたいてい食べ物。○○焼き、水飴、たいやき、りんご飴、たこやきに、からあげ、金平糖。他には興味を示さなかった彼女が今日はずっと悩んでいた。欲しいのは金魚。金魚すくいをやってみたくて。小さい頃、金魚は飼えないからダメといわれていたことがずっと思いにあったのか、金魚はダメだと思いつつ、それでも私に頼んできた。もう4年生。ちゃんと世話をできるだろうとやっと承諾を得る。初めての金魚すくい。細かなお母さんからの注意を聞いても心の耳はもう水槽に向いていて早速、はじまった。案の定、入れ物に向かうように、すくいかけて、あっという間に大きな穴。それでも、2匹はもらえて大喜び。帰る道々、「かわいい~」と金魚に語りかける。ここまで待たせたかいがあったかもしれない。本当に欲しくて、欲しくて手に入れたものはきっときっと大事にしてくれるだろうから。