野菜工場。
深夜になって予報どおり雨が降り出してきました。ここのところ、雨が無かったから、なんだかほっとします。雨が地に染みて土を湿らし草木に水の恵みを与える。今日の夕方のニュースでは野菜工場の特集がありました。きれいな水を供給し計算された日照と栄養害虫のない衛生的な設備農家にとっても収穫の安定をはかり、消費者にとっても価格が一定である。いいことづくめ・・・?確かに。夢のような農業かもしれない。でも、その野菜たちには今夜のような雨は、まったく関係のないもので明日のお天気は心配しなくていいのかぁと真っ暗な空を見ながら考えていました。農家の方々の苦労も知らないでその風景を寂しいと口走るにはあまりにも無責任かもしれない。野菜がそうであるなら余計に人間は太陽の光を浴び雨に傘をさし、風をしのぎいつまでも自然と垂直にかかわって空ばかり見上げながら暮らしていたいと思う。