12月の風景。
少し気が早いけれど、予定が詰まって来たのを認識する為にカレンダーをめくった。今年はあと1枚。今年も色々あったなぁ~と思いながら。今までの色々は家族の誰かの環境の変化に伴うものだったけれど今年は私自身の素敵な変化と出逢ったたくさんの出来事。充実した1年だった。FMからはクリスマスソングが流れ始めた。実際にソリが走っているのを聞いたわけじゃない。鈴の音が響き渡る街じゃない。なのにそんな効果音を聞くと12月のキラキラと落ち着かない様なウキウキした空気が流れてくる。この歳になっても。カレンダーばかりをめくって時間だけはちゃんと流れて子供たちは成長し季節はいくつも変わっても、自分という意識はこの自分の中に変わらずにあって、内なるものは過ぎたものを大切に輝かせてその上に今がいくつも積み重なっている。いつも今は今で一生懸命なので時間の記憶は時系列に並んでいるだけでそれは過去ではなく、大学の学園祭の風景もそれは子供のものではなくて懐かしい自分のものであったりするささやかな抵抗をしながら今年も年が暮れる。