叶えたかった思い。
お母さんの夢は何やったん?
娘が不意に尋ねたので、
忘れていた事を思い出した。
本当に当たり前に叶えるはずだった
小さな夢。
高望みなどない等身大の夢。
今の私をその夢を見ていた、
30年前へそのままつれて行けば
間違いなく、
私はキャリアを望んだだろう。
私たちは云う、
その頃の私たちの浅かったこと
笑うほどの身の程知らず
今は夢なんぞ語ること、
甘過ぎて
笑えて語れない。
突きつけられた現実に
ただただ、立ち向かうのみ。
夢を叶えれなかった
以来は、
夢など、あやふやなものでなくて
生き抜くことができるだけの力。