素敵なこと、京都から。
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全8件 (8件中 1-8件目)
1
その人は笑った。 電話の向こうで声高らかに。 欠片でも伝わらないのか 耳を疑う。 痛みは本人のものであっても 感じられない程に他者は その重さを自分のものにできるのだと 私はそう思ってきた。 振り向かないで行こう。 堕ちたものは拾わず
March 28, 2017
コメント(0)
いとおしくなるような 月がもう上ってくる 四時起きの明朝を思えば 待てないけれど でも、会いたくて。 悔しさと腹立たしさを 込めた思いを エネルギーに換えて どうしても進みたい その気持ちを伝えたくて。 口に出すほどに その願いに近付くのなら ふれまわって歩こうか 目覚めたら月 見下ろされてた。 呼びつけたように 佇む下弦の月 叶えて。
March 21, 2017
こないだ満月だった月が、 もう欠け始めて 新しい時間を刻んでいる 寝床から見上げる夜空に 望む光を遮る 涙のような結露に 悲しさが増す 大好きな人の不調を知り どれ程の思いで この夜を見上げているのかと 想像だに及ばず なにもできずに ただただ祈るしかなくて 誰も思うことはひとつ また笑顔を見たいから カケタ月は またミチルから ゆっくりと刻む時間も いつかのビタミンになる。
March 17, 2017
姿勢を低くして ホイッスルが鳴るのを 息を潜めて待っている樹々 その下で誰も足を止めたりしない ましてや見上げるなんてこともない グレースケールの景色は 風景に紛れている 忘れられた場所は 合図と共に一斉に花開く 通り過ぎた人を見返すように 必ず来る その時は来る 焦らないで、 待てる人にだけ来る。
March 14, 2017
瞬間的に沈丁花が香った そして、 瞬間的に忘れて、 その空間を通りすぎた。 翌日、 また思い出しては また忘れて通り過ぎる。 そんな事を何度も繰り返して 不確かな記憶は 事実へと昇格する。 夢のようなひとときも うつつでなく もう手にできるだろうか 桜の季節を目の前にして、 帰れずに 戻橋の袂に想う
March 10, 2017
わかっていたけど、 知らない振りをしていた いよいよ目の前につき出され 対峙しなければならなくなった。 現実、事実、 迷っている。 逃げたくはない。 辛いことを辛くできない どんなことからも得るもの探す。 悔しいから 悔しいから 邪魔されたくない 大切な自分の人生を だったら負けてられない なら、闘うしかない 答えは明確。
March 7, 2017
冬に戻ったような冷たい朝、 どこかで雪の便りも聞こえたけれど 空気の中に冬ではない明るさがあって 空が青かったので、 今日も頑張ろうと思えた。 ネガティブな事が降ってきても どうも私は嘘をつけるから 「あなた」という二人称が出てきたら 直ぐに思い浮かべる人があれば 前に進める。 腹筋に力を入れて、 顎を上げて、 空から引っ張られるような姿勢で 信号待ちは片足の爪先をずらして、 今日も演じよう、 幸せな私を。
いつも思う。 次に会うときの私はどうしてるだろう、 と。 ここまでの一年が、 これほど苦しい時間になるとは 予想だにしなかった。 全く想定外なことが起こるものだ。 ここからの一年は 輝き笑っていたい。 大きなことでなくていい、 掌に上るようなそんな平和で 祈るように 唱えるように 一つ一つの所作を 丁寧におくろう。
March 5, 2017