バス停
終バスを待つ雨の停留所。
ベンチに座って
闇から落ちる雨を見上げ
急かされるもののない事をおもう。
ここまで来れたことに感慨を覚え
当たり前のひとつひとつに感謝する。
今夜の会話の終着点は、
安泰ではない経験を重ねたひとこそ
工夫して生きてきた事によって
人間の幅が広がるということだった。
生きる力を振り絞って、
必死に生きる苦しさも
すべては自分の価値にかわる
そう思えば
少しは暗闇も照らされるなら
辛いことに向き合う人に伝えたい。
落ちた雨の水は形を変え流れ
新しい役割を担って変化する
次の私も
手離れしたエネルギーを
違うところに向けて
まだ進む
また進む