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カテゴリ:育児(次男TATSUのこと)
今日は夫に次男を看て貰って、私は仕事へ。
就業時間まであとわずか・・・という時に、携帯電話に夫から着信。 40度を越える熱を出したという。 あわてて着替えを済ませ、勤務時間終了と共に事務室を飛び出し、自転車を走らせた。 どうやら扁桃腺持ちの次男、年に幾度か39度を超える熱を出し、40度を越えたこともこれが初めてではないのだが、だからと言って「大丈夫だ♪」なんて平気で居られるはずがない。脳症だとか、麻痺だとか、色々と不吉な言葉が脳裏を駆けめぐる。 家に帰り着くと夫に添われて眠っており、夫から「解熱剤を飲ませて、39度台に下がった」との話も聞き、ほっとして夕飯の支度を始めたのも束の間、私の気配に気付いたのだろうか、急に火が点いたように大声で泣き出した。 腕に抱いて、宥めるようにぽんぽんと身体を叩いても、次男はうわんうわんと凄まじい声を上げて泣き続け、水分を摂らせようと差し出したイオン水入りの哺乳瓶を振り払って暴れる。解熱剤が効かずに熱が上がったのかと思い、体温計を脇の下に差し入れようとしたら、これまた酷く癇癪を起こして背中を仰け反らせて嫌がる。 私も夫もただただ、宥め続けるしかない。 本当に、熱で頭がどうかしてしまったのではないかと、一瞬冷たいものが背筋を走った。 しかし・・・思い返せば去年の夏、夫と長男が保育園のキャンプに出かけ、私一人でヘルパンギーナに罹ってキャンプ不参加となった次男の面倒を看ていた。そのときも確か、同じような状態になった筈。 あの時は、夫は居ない、実家の母は体調を崩していて頼れない、医者の診療時間はとっくに過ぎている・・・そんな状況のなかで、私はただ、泣きわめいて暴れる息子を抱えて布団の上に座り込んでいた。何分経ってもその状態が続き、とうとう救急車を呼んだ方がいいかもしれない・・・そんなことを思った矢先、次第に体温が下がりだし、やがてちょっとずつちょっとずつ泣き声が小さくなって・・・・三十分後には、息は苦しげながらも次男は眠りに落ちた。熱も、解熱剤が効いて下がった。 それを思い出し、私はひたすら根気よく、次男を腕に抱きながら、ぽんぽんとその身体を叩き続けた。すると、やはり三十分も経つ頃には大分大人しくなった。タイミング良く夫が特撮物のDVDを流し、それでようやっと次男は落ち着き、画面を見て笑い声さえ立てるようになった。 相変わらず体温計は使わせてくれなかったが、身体は私の帰宅直後にくらべれば随分と冷たくなった。体温上昇を防ぐためにオムツ一枚にしていたので、慌ててパジャマを着せる。 やがて夫が体操教室から長男を連れて戻ると、さっきまでの重病人振りは何処へやら、さっそくおもちゃを巡って喧嘩を始める始末。 あきれ果てて物も言えない気分だったが、心底ほっとした。 何もなくて、よかった。 本当に、良かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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