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カテゴリ:日常雑記
日曜日の未明、次男が吐いた。
幸いかかりつけ医院は土日開業なので、すぐに医者に連れて行き、昨日も大事をとって仕事を休み、家で看ていた。 食欲こそなかったが、布団の上で見えない敵相手に戦隊ごっこをするくらい元気だったし、一度も吐き戻さず、下痢の症状も現れなかったので、これなら火曜…つまり今日は、出勤できるだろうと思っていた。 ところがどっこい、3時頃にもの凄い泣き声とともに、再び嘔吐、腹痛を訴える次男。 子供の身体の心配は勿論だが、正直私は頭を抱えてしまった。 今日は、職場に樹木剪定の業者が来る日だった。施設担当の私が休むのは好ましいことではない。しかも上司と先輩が出張することが、半月前から決まっていた。本来なら、絶対に絶対に休んではならない日だった。 しかし、例によって例のごとく、私が休みたくない日は不思議と家族の誰もが休めない日なのだ。まずは夫に頼んでみたが「今日は絶対駄目」とにべもない。午後、生徒(夫は知的障害児学校の教員である)が帰ってからでも良いからと言ってみたが、それも駄目だという。 近くに住む実家の父母は、若い頃から職に恵まれず、年金で悠々自適な生活……というわけにはいかなくて、今でも食を、生活をかけて働いている。しかも両親ともに65歳を超えている今、正規社員で雇ってくれるような会社はどこにもなく、二人ともパートの身分だ。仕事を休めばすぐさま給料に跳ね返るし、上司の機嫌を損ねれば、即おまんまの食い上げだ。実際母は、一ヶ月近く仕事を貰えなかった時期がある。それ以後は絶対に休んでくれなくなった。加えて体質のせいで飲めない薬なども多いため、病中病後の看護はまず断られる。 仕方なく、恐る恐る上司に電話をかけた。当然ながら、二つ返事で……という訳にはいかなかった。今日は来てくれると思ったのに……と、ため息混じりに言われてしまった。勿論、行くつもりでしたとも、その為に昨日は保育園を休ませたのだから。それでも、そんな私の努力などはきっと認めて貰えないのだろうなと哀しくなる。また出勤したら、病気でも預かってもらえるくらい親しいご近所さんの一軒も、確保しておくものだとでも言われるに違いない。自分はそうしたから……と。正直、時代も住んでいる地域も違うのだから、そう簡単にいくかと反論したい気分だが。第一、次男が以前良く出していた扁桃腺による熱程度なら預けられるが、嘔吐するような風邪を引いている子を他人に看て貰うのは、正直気が引ける。 次男を預けている保育園に病後児保育室が出来た時は嬉しくて、速効利用者登録したけれど、規約を読んでみたら殆ど使いものにならない内容だった。要するに水疱瘡や麻疹、インフルエンザにかかった時、他人に感染する恐れはなくなったけれど、普通に登園させるのには未だちょっと……という時期の利用を想定しているらしい。だから、申し込んでから2日後の利用なんてことになるのだ。単なる風邪なら治ってるがな……。 こんな時、私の住んでいる地域も「フローレンス」の対象地区だったらどんなにか良いのにと思う。絶対に申し込みするのに。生憎対象外どころか県外なので、どうにもならない。 いっそ自分で立ち上げるか? でも、どうやって? 来春からの産休・育休期間、少し勉強してみるのも良いかもしれない。 それにしても……相変わらず布団の上で、縫いぐるみ相手に戦いごっこを続ける次男……なんだか休んだのが馬鹿らしくなってくるのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月11日 09時00分43秒
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