秋月春風 ブログ版

　……だんだん、そう尋ねられるのが辛くなってきた。
　特に、なんとなく咎めるような口調で言われたり、殊更に目を見開いて、ビックリ仰天な表情で言われると、尚更だ。
「そんなに大きくなっちゃって、大丈夫なの？」
　そんなの、私が一番知りたいよ。
「もう、入院しちゃいなさい！」
　そんなのは、医者が決めることだって。
　相手は、天気の話題程度の気持ちなんだろうけどさ……。
　私が、気にしすぎるんだろうけどさ……。
　ちょっと、しんどい。

　未明に、痛みで目が覚めるほどの張りを感じた。
「お？」
と思ったが、それで終わってしまった。がくり。
　今日は散歩はしなかったけれど、久方ぶりの晴天に、布団を３枚、洗濯物ハンガー５つ分、階段昇降。
　でも、下腹は張りもしない。
　１６時頃には、胎児が盛大に腹の中で暴れていた。
　骨盤の中に頭が入ってくれば、こんなに動いたりはしないらしいので、まだまだ上の方に居るって事だ。

　

　本当に、何時産まれてくるんだよ？
　そりゃ、予定日までには、まだ１０日以上あるけどさ。

　
　そう、溜息吐きつつ思ったとき、ふと「満月」という単語が脳裏をよぎった。
　ネットで、今月の満月を調べてみる。
　２０日。
　もし…もしも本当に、この日に産まれてきたら……ちょっと面白いな。

　スピ系に興味のない方には「また変なことを言っている」と笑われたり、引かれたりするかもしれないが……。
　実はこの子を身ごもった当初からずっと、この子の姿を思い浮かべようとすると、赤ん坊の姿ではなく、８才～１０才くらいの少女が思い浮かぶのだ。
　しかも何故か、背中に妖精の持つような羽根が……。
　妖精は基本的に夜行性。
　そして少なからず、月には縁があるもの。
　本当にこの子が妖精に関わりのある子であるなら、満月を待っている……というのも、あながち当てずっぽうな予想ではないかもしれない。


　さて、結果や如何に？！
　乞うご期待。