秋月春風 ブログ版

　最近の娘、寝返りの練習に余念がない。
　座布団の縁の傾斜を利用することは、すっかり味を占めてしまい、寝かせておくといつの間にか床でうつ伏せになっている。
　うつ伏せ自体も、少し前までは「べしゃりっ」と床に潰れてふごふご言っていたのに、この２、３日でしゃんと首を持ち上げていられるようになった。同じように向かい合わせに腹這いになると、顔中口にして、よだれを垂れ流しつつ、嬉しそうに「にぱっ」と笑う。
　平らなところでは未だ成功していないが、後は肩を引き抜くだけ……というところまできている。まぁ、それが最大の難関なのだが。
　ふんっ、ふんっ……と力をいれて弾みをつけるも、どうしても成功せず、そのうち癇癪を起こして泣き出す娘。手で転がしてうつ伏せにしてやると、最初はご機嫌だが、いくらも時間が経たないうちに次第に苦しくなって、やはり泣き出す。
　どっちにしても泣くんかい……と、苦笑しつつ抱き起こすと、私の顔を睨め上げて
「あえ～っ！」
と文句を垂れる。
　そんな娘の様子に、ついつい可笑しくて笑ってしまう私。
　上の二人の息子達も、妹にメロメロ。
「また、ひまちゃん（クレヨンしんちゃんの妹）語でお話ししてるよ～～」
と、けらけら笑いながら、娘をあやしている。
　その息子達が今の娘のようだったのは、ほんの少し手を伸ばせば届くほどに近しい過去なのに。
　いやはや、時が経つのは早いものだ。

　それにしても……娘の成長は嬉しいが、目が離せなくなるのももう直だろう。
　楽しいけれど、大変だぁ………。