秋月春風 ブログ版

　明日の運動会の前日設営のため、夕方遅く実家に子供達を預けた。
　昼間作った、ハヤシライスとサラダを持参して。

　小一時間ほど作業して実家に戻ると、とんでもない光景が私を待っていた。



　玄関が、ハヤシライスの海……。



　犯人は、次男だった。
　取りに行くなと制する母を無視して玄関にボールを取りに行き、何がどうしたのかよく解らないが、とにかく鍋をたたきに落下させてしまったらしい。

　
　わざとではない。
　そうとわかっていても………。



　がっつり、怒ってしまいました。
　


　ママイキでは、怒りたくなったら「余所の子がやっても怒るかな」と考えてみれば、大抵のことは堪えられる……というような事を教わります。
　でも……。




　駄目でした。





　父のご機嫌を取るため、牛肉をたっぷり使って（当然、それなりに費用もかかって）、一段と重くなった娘を背負って、肩に食い込むおんぶ紐の痛みら耐えながら作った、ハヤシライス。
　それが、鍋には一人分残っているかどうかで……。
　父母の靴やサンダルも、ぐちょぐちょになっていて。



　なんで？
　どうして？
　

　ふつふつと湧き上がる怒りを、私はどうしても止められませんでした。






　

　
　
　
　
　もう、やだ。
　ちっとも言うことを聞かない次男も、短気な自分も。