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秋月春風  ブログ版

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2009年03月15日
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 兄二人の影響か、オモチャの刀を振り回して雄叫びをあげる等、お転婆街道まっしぐらの娘9ヶ月半であるが、最近食事させようとすると、1分と椅子に座っていられない。
 BONBAという外国製の、座らせたらちょっとやそっとでは抜け出せません、落ちません…というのが売り文句の椅子に座らせるのだが、あっちゅう間に抜け出る。
 ただこちらも3人目ともなると、まぁ、このくらいの赤ん坊はそんなもんだ~ってのがあるので、早々に椅子に座らせておくのは諦めて、食卓をぐるぐると伝い歩く娘を後ろから追いかけ、隙をみて口の中に食べ物を放り込む……というのが、最近の食事風景である。
 長男の時は、きちんと躾なきゃ…というのもあって、必死に座らせようとしたものだが、結局、今の娘と同じように追いかけ回して食べさせていた次男だって、2歳にもなれば席に着いて食べていたし(保育園での教育の成果も大きいと思うが)。少なくとも、小学生になってまで、席に着けないなんてことはあるまい。もしそんなことがあったら、躾云々よりは多動性障害などの心配をすべきかと思う。
 食事量にしても、長男のときは食べないと言って泣き、食べ過ぎれば幼児肥満を心配して悩み……なんて毎日だったが、今は食べたいときに食べたいもの食べとけばいいや~である。
 出典は忘れたが、あらゆる食べ物並べて好き勝手に食べさせても、たとえば一週間くらいの期間で比較すると、きちんと栄養管理した食事を食べさせていた子とさして変わらない、栄養バランスになった……と、読んだことあるし。
 実際、手作りの離乳食であれこれ頑張った長男は、一歳半から2年くらいの間、御飯とブロッコリーと納豆で生きていた。他に食べる物といえば、ざるうどんとカレーライスくらいのもので、私はノイローゼになりかけた。
 逆に味噌汁御飯とレトルトばかりの離乳食で過ごした、にもかかわらず、次男は子供は食べんでええがな…ってなもの(例えばキムチやコーヒーが含まれている物)まで欲しがって五月蠅く、私も大人げないのでとって置きのおかずやお菓子で次男と争い事になることも、ままある。
 娘の離乳食なんて、長男のときに比べて何十倍もの種類の多さを誇る、レトルト食様々……である。 

 3人目ともなるとベテランね、楽なもんでしょ…と他人に言われると、どの子も個性はばらばらでこちらの対応もそれぞれ変えざるを得ないから、ベテランもくそも有るかい……と思うが、発達速度などについては、良い意味でも悪い意味でも諦めがついているというか、鷹揚に構えていられるようになったのは確かである。
 それ故、今回の育児は本当に楽しかった。長男のときは、常に目がつり上がって、きりきりとしていたように思う。可哀想なことしたよな~と、常々後悔の気持ちで心一杯にして当時を振り返る。
 今でも、どうしても上の子には「このくらい出来るだろう」という期待が先に立ち、後になってみれば「あんなに怒ることなかったな、先取りで頑張る必要無かったな」と思うことが多々ある。申し訳ないなぁと思いつつ、でもそれが第一子の宿命と思って、少しは堪忍してくれ~とも思う。自分もそうだったし。
 ただ、私は元々短気で、とにかく子供を叱りとばしてばかりなのだが、誉めるべきところは誉めようと心がけてはいる。子供が楽しそうにしていれば、それが命に危険があるものだったり、私や夫の大事なものを破壊する恐れがなければ、制止はしていない…つもりである。
 私は漫画イラストのような絵を描くのが小さい頃から好きだったが、私がニコニコと絵を描いていると、決まって母は料理や手芸が趣味の近所の子供、従姉妹達を引き合いに出し、私をなじったものだった。その他にも、楽しんでいれば居るほど、横槍を入れられた記憶が多く、結果として私は自己肯定力が恐ろしく低い子供になった。
 これは今でも尾を引いて、様々な場面で影を落とす。

 私ははっきりいって駄目ママだ。たとえば子供を持つことが免許制だったとしたら、許可おりなかったんじゃないかとさえ思う。
 でも、それだからこそ、私の子供達がそれぞれ何か一つで良いから、これだけは他人に負けない、他人に何を言われてもやり続けるぞ……と思うものを、見つけてやりたいと思う。そうすれば、親や他人から何を言われようと、自分を保って立つ人間になれると思うから。
 なかなか理想どおりには、いかないものだけど。





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最終更新日  2009年03月15日 11時38分44秒
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