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カテゴリ:ダメママの遠吠え
「ルパン三世」のアニメ作品の中に一本だけ、キャストが総入れ替えされているものがある。
大きな不安とともに初めてその作品を観たとき、違和感を感じたのはモノの数分のことで、その後は全く気にならなかったことを覚えている。 栗田寛一さんには申し訳ないが、山田康夫さん亡き後の作品達よりも、私自身は抵抗を感じない。あくまで私は…の話であるが。 今回の観劇時、上記のルパン作品を観た時と同じ感覚に陥った。 西川さんの「芥川」では、ない。 上川さんの「太郎」では、ない。 近江谷さん「警部」では、ない。 だが、私の目の前で繰り広げられているのは、間違いなく「演劇集団キャラメルボックス」の「サンタクロースが歌ったくれた」であり、舞台を狭しと走り回っているのは紛れもなく「芥川」であり「太郎」であり「警部」であったのだ。 2時間、本当に楽しく観させていただいた。 阿部さんには期待どおり大笑いさせてもらい。 スーツ姿麗しい、大内さんの知的クールな芥川に目がハートになり(笑)。 岡田さんの、時折芥川の背後からぞっとするような視線を向ける太郎の演技に、こちらまで背筋が寒くなったり。 また、新鮮な中にもたまらない懐かしさを感じるのは、さよ・ふみコンビが初演・再演と同キャストだったからだろうか?(私は再演からこの作品を観ている) 特に「さよ」は私にとって、警部=近江谷さんと同じくらい、真柴さんから切り離せない役柄だったので、再会出来て嬉しさ8割、10days側に配されたことに残念な気持ち2割…といったところである。 それにしても。 本公演の狭間に10日間だけ、比較されることを承知で上演する……10days側のプレッシャーたるや相当なものだったと思う。 それをはね飛ばして、0から新しい、それでいてキャラメルボックスらしさの損なわれていない作品を観せてくれた役者さん達に、私は改めて大きな拍手を送りたいと思う。 もし、本キャストではない…という理由のみで、この公演をパスしようとしている人がいるとしたら……。 それは、かなーり損な選択だと思われますぞ?! 10daysの皆さん。 本当に本当に、楽しかったです。 前半戦、お疲れさまでした。 残り半分、全力で駆け抜けてください! くれぐれも病気やお怪我をなさいませんよう……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月22日 23時31分01秒
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