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カテゴリ:ダメママの遠吠え
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夕方、施設内某所より内線電話。 「渡り廊下のあたりで鳩が死んでるんで、どうにかしてください」 ええええ~?! それもこっちの仕事なの~?!……と、思いつつ。 電話してきた相手はかなり年上の異職種の男性で、職種的にも年齢的にも、私の方がどうしたって下。 誰もやりたくない、でも誰かがやらなければどーしょもない……と、言う事で。 新聞紙とビニール袋を持って、事務室を出る。 同じ事務室の同僚が「もうこれ、捨てるつもりだったから」と、ビニール手袋を持たせてくれたのが、とても有り難かった。 さて。 現場に辿り着いたものの、どこに鳩の亡骸があるのやらわからず、キョロキョロ。 丁度地震で壊れた箇所の補修工事に来ていた建設業者のおいちゃんが近くに居て 「あの~、鳩が死んでるって聞いたんですがー」 と尋ねると、あそこだよー……と、利用者玄関口脇を指示してくれた。 なるほど、確かに灰色の塊が、ぽつねんと地面に。 おいちゃん曰く、カラスが運んで来た……とのこと。 「なんか、カラスの奴、その鳩を喰ってたみたいだったぞー」 「ええええ~っ?!」 「あと、首が無さそう」 「うそぉぉぉおおおおおお~っ?!」 びくびくしながら近寄る。 幸いな事に、首はちゃんとあったし、スプラッタな事態にもなっておらず、ほっと胸を撫で下ろす。 手袋を着け、地面に新聞紙を広げて、その真ん中に遺骸を移動。 内心で 「可哀そうだったね~、頼むから私のところに化けて出るのはやめてよー」 等と呟きながら、新聞紙で包んでビニール袋へ。 大きさからして、成鳥と雛の間ってところか。 まだまだ人生(?)これからだったのにねぇ……等と考えながら、ビニール袋の口を結んで手に下げ、ゴミ置き場となっている倉庫へ運び、そこに置いてきた。 気持ちとしては、地面に穴掘って埋めてやりたかったのだが、時間的にも場所的にも、そんな余裕はなく。 まぁ、ある意味火葬だから……と、無理やり自分の処理の仕方を自分自身に納得させたのだった。 なんとなーく、うぞ~んとした気分で終わった今日の勤務である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年01月26日 20時32分25秒
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