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カテゴリ:ダメママの遠吠え
授業は、国語だった。
内容は、現在習っている単元について、班に分かれ役割分担を決めて教科書を音読する……それを、発表するというもの。 次男の班はトップバッター。 次男はカッコ書きのセリフ以外の部分を全て受け持ち、声も大きく、親馬鹿承知で言わせてもらうが、クラスでも1,2を争う良い出来だったと思う。 だが、しかし。 問題はここからだった。 すっかり気が緩んでしまったらしき次男は、硬筆用のソフト下敷きで折り紙を始めた。 そして、それはそれは美しい三角形を作ってご満悦。 それをお握りに見立ててかぶっとやったところで、担任から指導が入った。 「………阿呆が」 教室後部で、ひっそり呟く私。 私の事をご存知の方には今更な話だが、私はかなり短気である。 でも、授業中に親がしゃしゃり出るのはまずいだろう……と、しばき倒しに行きたいという衝動を必死に堪えていた。 ………が。 保ったのは20分だった。 下敷き折り紙こそ止めたものの、その後も次男は消しゴムと鉛筆でバイオリンの真似をしたり、消しゴムに鉛筆で穴を空けたり、椅子の上で膝を抱えてみたり、となりの女の子にちょっかいだしてみたり……。 いっかな態度が改善される様子がない。 そのうち、消しゴムを机の上にバウンドさせるという遊びを始めたところで、私の堪忍袋の緒がぶっちり切れた。 次男の席が教室の一番右端最前列だった事も、私には幸い、次男には不幸な偶然だった。 失礼……と、他の保護者の脇を抜けて、背後から(軽くだけど)後頭部をしばく。 「何やってんだお前は!」 小声で言うと、次男は恨めしそうに私を見て。 とりあえず消しゴムからは手を離したものの、その後も防災ずきんのゴムをびよんびよん引っ張ったり、未だ授業は続いているのに教科書を閉じてしまったり、まぁとにかく落ち着くということの無いまま授業が終わった。 本当に、穴があったら入りたかった母である。 懇談会後も、ここ数日遅刻すれすれで教室に入ってくる事(自宅は、間に合う時間に出ているはずなのに)、忘れ物が多いこと(これは、先週から私自身、娘と立て続けに体調崩して連絡帳チェックできなかった私も悪いのだが…でも、毎日「ちゃんと用意したよー」と私に報告してから布団に入っていたのだけれど…信じた私が馬鹿だった)等聞かされ、平謝り。 一番血の気が引いたのは、数日前に学校にライターを持って行って、しかも教室で点火したのだと言う事。 一歩間違えば大惨事である。 大体、何処からライターなんて……我が家は誰も喫煙しないし、チャッカマンの類は子供の手の届かない場所に置いてある。 本人は道で拾ったと言っているらしいが、あんまりにも新品ぴかぴかのライターだったので、担任はちょっと疑っているようである。 でも…たとえば実家の父のを持ち出したのだとすれば、学校に行くまで待てずに家の中でやってたに違いないし…拾ったというのは信じていいのかなぁ……。 何にしても、頭の痛い話である。 火の危険性とか…教えてこなかったわけじゃないのに。 情けなくて、泣きたい。 今晩夫と、良く相談しないとな……。 きっと、きつく叱ったところで、何故火遊びがいけないのかを次男が理解することはないだろう。 「大草原の小さな家」シリーズで、ローラの義弟が煙草を隠れて吸って、それが原因でメアリーの盲学校が火事になり、メアリーの赤ちゃんとご近所の奥さんが亡くなってしまった話があるのだが……それを観せたら、少しは考えてくれるだろうか……。 本当に、悩ましい事である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年04月24日 20時32分05秒
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