|
カテゴリ:ダメママの遠吠え
25日、キャラメルボックスのクリスマス公演【キャロリング】千秋楽を観劇しました。
【図書館戦争】等の作品で人気を博している作家の有川浩さんが、役者達と綿密なインタビューを重ねた上で、書き下ろされた新作小説。 それを舞台化したのが今回の演目で、有川さんとキャラメル、双方の持ち味がうまく融合された作品になっていたと思います。 インタビューの成果でしょう、普段よく演じていらっしゃる役柄と、真逆な設定の役柄を配されている方が幾人もいらっしゃいましたが、全く違和感が無くて。 こちらも役者さんたちの新たな一面・魅力を知り、大変美味しい気分を味あわせていただきました。 涙の中にも笑いがあり、笑いの中にも切なさや悲しみが潜んでいる……そしていつも通り疾走感も有りな、素敵な舞台でありました。 周囲の若い御嬢さんたちが主人公カップルに感情移入し、ぽろぽろと涙を流しながら観劇している中で、平然と腰かけて観ていられるくらいには歳をとってしまったし純粋でもなくなってしまった私ですが(苦笑)、やはりこの劇団の持つ暖かな雰囲気には惹かれて止みません。 サポーターズクラブ(ファンクラブのようなもの)会員限定の来場記念プレゼントにも、大変笑わせてもらいました。 作中に出てくるサラ金会社の、宣伝用…な設定の、ポケットティッシュなんですよ! こういう一見馬鹿げたものを、本気も本気、全くの手抜きなしで作ってしまう…そんな、この劇団の遊び心・サービス精神を、私はとても好きなんです。 来年も、木村拓哉さん主演で話題になった「武士の一分」の原作小説の舞台化や、柳美里氏原作の「雨と夢のあとで」の再演等、素敵な演目が目白押し。 全舞台を観劇することは年々難しくなっているのですが、可能限り劇場に足を運びたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年12月29日 09時08分55秒
コメント(0) | コメントを書く |