「解放」
物心ついたときからついていた鎖
他の人はそんなものは見えないと言う
でも確かに鎖はある
会社の上司に
彼女に
両親に
そして見えない何かに
鎖は繋がっているんだ
僕は手首を見ながら考える
この手首を切れば解放されるのか
それとも屍になっても鎖は切れないのか
試したい
でも試せない
僕が解放されるのはいつだろうか
この手首の鎖はいつ消えるのだろうか
解放
それは誰かが決めるのではなく、僕が決める事
だから僕は鎖を力一杯引っ張ってみる
流れる血の赤が地面にシミを作るまで
解放
それは僕の心の解放
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
人気blogランキング
気に入られたらクリックお願いしますvv