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2005年09月17日
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 いや~,,,昨夜は久々に飲みすぎました。
 反省反省。
 お酒って,飲んでる最中はそんなに飲んでる,酔ってるという意識はないんですけど,次の日朝起きたときに気付くんですよね。
 昨夜どれくらい飲んで,どれくらい酔っていたのか・・・・・。
 今日はお昼くらいまで布団でくたばっていて,案の定お腹がやられていてトイレに駆け込み(僕は肝臓はまあまあイケルけど胃腸が弱いのだ)午後も死に損ないのゾンビのような気分でした。
 お酒といえば,若いころはお酒でたくさん失敗しました。
 そりゃあもう,数え切れないくらい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 朝起きて記憶をたぐり,何度「ああ,もう死んでしまいたい!」「もう人前に出れない!」と思ったことか。
 記憶を失ったときはもっと酷かった。
 前の晩一緒にいた友達におそるおそる電話を掛け「おれ,昨夜なんかやった?」と聞いてみると「・・・いや・・・大丈夫だよ・・・・多分・・・・・。昨日のあなたは楽しかったし・・・・・みんな怒ってないと思うよ・・・・・。」なんて言われた日には!つらいつらい禊ぎの日々が待っているのでした(3日で忘れてまた酒を飲んでたけど)。
 しかし,あのころは確かにたくさん飲めたし,酔い方にも体力があった。
 徹夜してたもんな~。
 今は無理!絶対無理!身体が受け付けませんがな!
 それに,酔って大虎になったとしても,ある意味無邪気でやんちゃな酔い方だっ
た。
 幼かったけど,それだけ罪は浅かったような気がする・・・気のせいかもしれん
が。

 でも最近はもっとなんというか,飲みすぎてしまうと,自分の汚らしさとか欲とか弱さとかがジワ~っと出てくるようないや~な酔い方になってしまっていると思う。
 理性という衣を剥ぎ取られたことに気付かずにお酒の勢いでいらぬこと口走り,いらぬ行動に出てしまう自分。
 朝起きて昨夜の酔っているときの自分の精神状態を思い返すと,僕は本当に恥かしくなるのです。
(そういえば記憶の失い方も若いころはある一定のころまではハッキリと覚えているのに,ある瞬間まるで“どん帳”がドスン!と降りたみたい意識がなくなってしまって次の瞬間朝だったというパターンだったのに,学生時代の終わりくらいから,なーんとなく覚えているけどなーんとなく覚えていないというぼんやりとした記憶の失い方になったのだけど,みなさんはどうですか?)
 まあまあ,お酒は楽しく,できればほろ酔い加減で席を立つのが一番ですね。
 腰を据えて飲むのもたまにはよいですが,本当に「たまに」にしとかないと,アルコールで脳みそやられてしまいます。
 毎週毎週飲みすぎで休日の朝を潰しているわけにもいかないですしね。
 それに,お酒のダメージも一晩寝ただけでは回復しなくなったし。
 もう若くないのだ。
 自分のために使える時間は限られている。
 もっと自分を高めるために自分の時間を使わないと。

 今日は夕方まだ昨夜のダメージを引きずる「老体」に鞭打って外を30分ほど走って汗をかいてきました。
 そういえば,走るのも久しぶり。
 いかんいかん。12月にはハーフに出る予定もあるのに,ベルトが苦しくならないうちに,また走りこまなければ・・・。

 一日何もしないままに終わるのも癪だったので,最近できた近所のシネコンのレイトショーを見に行ってきました。
 タイトルは,「容疑者 室井慎次」。
 期待していたより,よかったです。
 久しぶりに見た田中麗奈も可愛かった。
 八嶋智人も相変わらずいい味出していた(いい役者だよ,この人。もうすでにこの人にしかできない芸風を持っている)。
 検事役の誰だっけ・・・冬彦さん?(←古い)もはまり役だった。
 和久さんの伝言を室井さんに伝えるシーンは泣かせた。
 でもやっぱり何と言っても柳葉敏郎演じる「室井管理官」は相変わらずカッコよ
かった!
 室井さんの「現場」を大切にする姿勢は,僕も見習いたいものです。
 そうですね,「真実」であるとか「正義」であるとかという単語はうちの役所でも普段の仕事で使うことばではありません。
 (そもそも,口に出して言うべき種類の言葉ではありませんが。)
 でも,それは決して忘れてはいけないことなんだ,ということを思い出させてくれました。
 「神さまはみんなに勇気を与えているけど,それは一つだけしかない。勇気を一度失ったらもう二度と与えてくれない。」
 ずいぶん極端な言い方で多少反発を感じるけど,言わんとすることはなんとなくわかるし印象的なセリフでした。
 映画は映画。現実は現実。それはそれ,これはこれ,だけど,忘れてはいけないことがある。
 
 昔,学生のときの英語の講義でご機嫌なガイジン講師に「アナタノイチバンスキナモノハナンデスカー?エイゴデコタエテネー?」と聞かれて,みんな能天気に「love」とか「baseball」とか言う中,一人だけ
 「truth」
 と大まじめに答えて教室中を白けさせたあのころを懐かしく思い出す。
 僕もそういう時期がありました。
 若かったと言えば若かった。
 青かったと言えばそりゃー青かった。
 でもそのときはそのときで大まじめだった。
 なら,今はどうか?
 もちろん今だって未熟者です。
 多少歳を取っただけです。
 でも歳を取った分,「好きな言葉は?」と聞かれてもとっさには「真実」なんて言葉が出てきにくくなってきました。

 若いときは,みんな確かに未熟だけど,それは未熟なだけではないものだから,それを「若さ」と呼ぶのでしょうか。
 ん?日本語おかしいですか?
 「それ」って何かって?
 「ひたむきさ」,「情熱」,「真剣さ」,「純粋さ」,等等,好きな言葉で呼んでください。あなたの好きな言葉で名づけてください。
 でも,室井さんみたいに背筋を伸ばして歩いていくためには,「それ」が必要なんじゃないんですか。
 不潔な大人にならないためには,若いときに見つけた「それ」を失ってはいけないんですよ,きっと。


 ※今日はブラームスシリーズはお休みです。
  この日記をつけながらピアノ四重奏曲を聴いていましたが,曲についてはまた次の機会に。
 





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Last updated  2005年09月18日 23時14分30秒
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