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2005年09月20日
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 十五夜を過ぎると,さすがに涼しくなりますね。
 もう秋ですねー。
 なんだか一息ついた感じです。
 ほっとします。

 しかし,のどかな日々です。
 気候もそうだけど,仕事も暇です(国家公務員が暇だというと怒られますが)。
 要求作業もひと段落。
 総務省やら財務省やらへの宿題返しは隣の係長がマニアックにがんばっています。
 これから要求バトルが本格化するのでしょうか。
 しかし,毎年思うのですが,この「予算要求」という作業は一体何なんでしょうね。

 ●国家予算は限られている。
 →これはわかる。
 ●だからその貴重な予算は重要なところにたくさん,そうでないところはそれなりにだ。
 →それもわかる。
 ●どこが重要なのか総務省や財務省ではわからないから,各省手を挙げて言ってください。説明してください。
 →はい?わからないくせになんでそんなに偉そうにしておられるんですか?わからないなら自分で出向いて聞きにきたらどうですか?国家の中枢を担うあなた方が何をのんきなことを言ってるんですか。この国がどうなっているのか,この国の問題が何なのか,それを知らないなんて。信じられない。
 ●何を寝ぼけたこと言ってるんですか。手を挙げて点数のよいアピールしないと予算あげませんよ。あとで「予算ありませんからやりたいことできませんでした。」と言っても知りませんよ。それに,そんなこと言ったらただじゃおきませんから。政治家を動かすのもルール違反ですからやめてくださいね。そんなことしたら,来年覚えておいてください。その議員がいなくなったときにたっぷりお返ししますから。
 →なぜ?それはつまりあんたたちを上手く言いくるめることができた省が得をするってこと?「巧言令色鮮し仁」じゃないの?それに予算がないのはあなたたちが歴代予算配分やら税制国債やらで失策ばかりやってきたからでしょうが。「財務が金をくれないからできません。」「総務省がダメだと言うからダメです。」の一言がなんで霞が関でタブーなの?それって責任取ってないじゃん。文句ばっかり言うだけ言って,各省に責任押し付けるだけ押し付けてさ,自分たちは全然責任取らないじゃない。しかも,政治家の声は国民の声でしょうが。それを無視して役所の掟だけで予算組もうってーのが間違いなのよ。いい加減にしろ,総務省,財務省(あと内閣府も)!国民への点数稼ぎに派手な打ち上げ花火ばっかり上げてないで,後始末する俺たちの身にもなってみろってんだ!

 ふぅ。
 ちょっとすっきりしました。

 僕は,この毎年恒例の予算要求作業一切が,不毛に思えて仕方がありません。
 同じ「日本」という国家を背負った国家公務員同士が,しかも東大法学部卒の超優秀な官僚同士が,「省益」(つまりわが省の予算獲得)のためのいがみ合いのためだけにその能力を使い果たしているなんて・・・。
 ※よく予算・施策の縦割りを揶揄して「省あって国なし」と言いますが,実態はもっと酷くて,「局あって省なし」です。同じ省でも仁義なき縦割りで局ごとに一心不乱に予算に喰らいついています。他の局,ましてや他の省のことなんて何にも考えていません。もちろん国民のことは・・・考えてくれているはずですが・・・!?
 それにしても,国家公務員さんたちももっと天下国家を大局的に捉えて仕事ができないものか。
 少なくとも,この財務・総務の査定に偏り過ぎた力配分をなんとかしないと日本はよくならないと思います。マジで。警告。

 ところで,ブラームス。
 ピアノ協奏曲第1番。
 ニ短調。
 いい曲なのですが,この曲が聞きたくなるときというのは,あまりいいときではありません。
 その理由は・・・この曲の冒頭を聞けばわかるはず。
 ドーーーン!
 いきなりオーケストラのフォルテッシモ。
 しかもニ短調。
 (最初これを聞いたとき,ただの騒音にしか聞こえなくて,旋律を探すのに苦労しました。)
 ピアノ協奏曲の歴史始まって以来,前代未聞の「超」深刻な開始。
 おいおい,ピアノ協奏曲ってーのはモーツアルト先生がやってはるみたいな「ポロロン♪」ってーのがふつー相場と違うんかい。
 これじゃーおめーまるでベートーヴェン先生の「運命」でねーか。
 ・・・と突っ込みを入れたいのは山々であるが,それは一先ず押さえて。
 
 この曲,ちょっと「ストレス・たまった・かな?」ってときに聴くと,イイんです。
 スカッとします。
 ピアノも華々しく名人芸全快で大活躍するし(ここが第2と違うところ),オーケストラも容赦なく大音量でぶっ放しまくり。テンポもいい。
 第2楽章になると打って変わって宗教的・瞑想的な静寂が訪れるのもコントラストがはっきりしていてよい。かなりよい。ニジュウマルだ。
 第3楽章はちょっと「皇帝」を意識している点が気にならないでもないが,まーセオリーどおり。「いったいどこへ連れて行くの?」という第1楽章を第2楽章で静かに受けとめ,第3楽章でうまくまとめた,といったところか。

 そうですねぇ。
 最近のストレスといえば,職場の人間関係でしょうか。ご多分に漏れず。
 去年は去年で「大」大変でしたが,今年も今年で何かと大変でっせ。
 宮仕えも気苦労が絶えませんよ。ほんとに。
 公務員・民間を問わず,組織人として生きていくからには避けて通れない,宿命みたいなもんですが。
 でも「さすがにそれはないんじゃないの?」的理不尽な攻撃を受けると,さすがの温厚な「ブラームスがお好き」もたまには「は?」と言い返したいときもあります(口に出さないでも顔色が変わるのはまだ若いせいかな。エヘへ。)。

 みなさんも,そういうときはこのブラームスのピアノ協奏曲第1番を通勤電車でガンガン鳴らして「スカッと」しましょう。
 もちろん音漏れには気を付けて。
 周りの迷惑にならないように。
 僕みたいに隣に立っている学生風のお姉さんからきつい視線で睨まれないように。
 うしろの妙齢のお姉さまから突付かれないように。
 (しかし,若い女性の方が度胸あるんですね,不思議と男やおばさんから「あなたうるさいです。」的アピールを受けたことはありません。)
 おほん。
 できれば,ギレリス&ヨッフム版で。
 最近の(そう最近でもないか)ポリーニ&アバド盤も第2番と同じく非常によいですが。
 世代は違いますが,どっちのベルリン・フィルも「超」すごいオーケストラには違いありません。





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Last updated  2005年09月21日 00時57分06秒
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