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カテゴリ:ブラームスのひとりごと
今日も早く帰れたので,駅ビルの新星堂に寄ってきました。
そこで,思いがけずジュリーニの若いころのブラームス第3交響曲の録音を見つけたので,今夜はそれを聞きます。 僕のソニーのウォークマンには昨日のピアノ協奏曲が入ったままだったし,ブラームスシリーズは一回休みです。 それにしても安いです。普通に1300円。 クラシックのCDの値段設定についてはかねてから不満があるのですが,それは今日は触れないでおきます。 それにしても,巨匠の「若書き」ってまた違った趣があっていいですよね。 このころは青かったんだなー,これから円熟していくんだねー,でもこのころはこのころでいいんんだよねー,って感じで。 なんだか自分の方が先輩になったような気持ちで聴いてしまいます。 カラヤンの初録音(1938年!)の「魔笛」序曲なんか彼のこれからの輝かしい未来を象徴しているようでなかなか聴かせます。 「レコードなんて死んだ音楽はもはや音楽ではない!」 と,生演奏の素晴らしさを知る人は言います。 そうです,音楽は生です。 コンサートホールでの時間と空間の共有なくしては音楽はありえません。 しかし,録音は録音でまた違ったものとして,味わい深いものです。 録音の中で息づく音楽もあるのです。 違った言い方をすると,音楽が生きているか死んでいるのか,それは完全に聴き手側の問題なのです。 アナログレコードのチリチリというあのあったかいノイズを聴くとほっとするのは僕だけじゃないはず。 あ,言っておきますが,僕はCDを否定する人間ではありません。 アナログはアナログの,デジタルはデジタルの,長所・短所があることは認めますが。これについてもまた今度。 曲が終わりました。 ジュリーニさんはやっぱり若いころからしっかりした骨太の音楽をする人でした。剛毅木訥・質実剛健,好きな言葉です。 すばらしい。 ぱちぱち。拍手。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年09月21日 23時54分22秒
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