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カテゴリ:ブラームスの日々
今日の夕方,同じ職場(階は違うけど)のM姉さま(二人の子持ち)がちょっとした仕事の用事で僕のところにやってきた。
ちょっとした仕事の件はほんとにちょっとした話だったからすぐに終わったのだけど,帰り際に 「ねえねえブラームスちゃん,私は何もしなくていいの?」 と僕の披露宴の余興の話。 「ああ,それは「同期一同」ってことでTさんにお願いしてあるので,お気遣いなくでいいですよ。もしかしたらあとでTさんから話があるかもしれませんが。ありがとうございます。」 と丁寧にお礼をいう僕。 「歌わなくていいの?」 えっ,歌うんですか? 「へー,姉さん何か歌ってくれるんですか?」 姉さんまたご冗談を。 「もちろん,松田聖子よ。『青いサンゴ礁』。」 えっ・・・なんですと・・・・・・・・・・? 僕の耳には確かにそう聞こえたが・・・?? マツダセイコの『青いサンゴ礁』と・・・・・・・??? なんでそんな不可解な名詞がすらっと出てくるんだ???? まさか冗談じゃなくて,まさか,まさか,ちょっと本気なの・・・? 目まいしそうになるのを必死でこらえて, 「・・・う・うたはいいです。カラオケも頼んでませんので・・・。」 と一応申し訳なさそうにお断りしてみる。 「あらそう,残念ね。まあ,よろしくね。楽しみだわ。あ,あと宿はいらないわよ,公園でテント張って寝るから♪」 う,うまくかわせた。ほっ。 M姉さま。 僕ら同期のお母さん的存在で,とてもいい人なんだけど,悲しいことに,たまに10近い年齢差がどんなにがんばっても埋まらないときがあります。 そういえば,何年か前に東北出身の同期の結婚式があったときに, 「余興は何がいいかしら?」 とM姉さまから相談を受けたので, 「時間もないし,みんなで何か歌ったらどうですか?(適当)」 とお呼ばれしてない者の気楽さで提案してみると, 「そうね,だったら『てんとう虫のサンバ』なんてどうかしら?」 う・・・『てんとう虫のサンバ』ですか・・・聞いたことはあるけど,まさか身近な人でそれを歌おうとしている人がいるとは・・・・・・・・ 「・・・わ,わるくないと思いますけど,ほら,も,もう少し時間もあるし(さっきと言うことが違う),もうちょっとみんなの意見を聞いてみて決めたらどうですか?せ,せっかくみんな揃うんだし。」 「そーねー,そうするわ。」 そんなの「ブラームスちゃんも『てんとう虫のサンバ』がいいって言ってたわ♪」なんて言われた日にはたまったもんじゃない。 でも,風の噂では,東北地方で行われたその同期の結婚式で,M姉さまたちは本当に『てんとう虫のサンバ』を歌ったらしい・・・。これも風の噂だが,その年は例年になく冬の訪れが早かったとか・・・。 今日は駅前の新星堂に寄ってアバド=ベルリン・フィルのワーグナーとドキュメント映画「ベルリン・フィルと子供たち」のDVDを買ってきた。 前者は衝動買いだったけど,日記一発目に書いたとおり,このコンビの知的で明るくて軽めの重厚感のあるサウンドが楽しみ。週末聞こう。 後者は映画好きの友人が何度も「絶対見たほうがいいよ。」と勧めてくれていたもの。やっとめぐり会えた。これも週末の楽しみに。 今日は思いがけない人から思いがけないところで誉められたので,ちょっと気分がよいです。 いつも見ててくれる人がいるということは,とても幸せなことだ。 おやすみなさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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