|
カテゴリ:ブラームスの日々
今朝出勤するやいなや,
「昨日家に帰ったあと考えたんだけど。」 と鉛筆書きのA4用紙4枚の質問主意書(?)を突きつけられた。 どれもどこをどうひねったらこういう発想が浮かぶのか不思議なくらいナンセンスな質問の羅列。 福島瑞穂か長妻昭の方がまだましな質問主意書を書いてくる。 朝からやれやれだ,とため息をつきつつ,丁寧に一つ一つ潰していった。 しかし,どれもこれも後ろ向きなネガティブ質問。 「心配しすぎですよ。こんなの(係長以外には)だれも考えませんよ。」 と言っても聞かない。 それでも鉛筆書きのA4用紙4枚全部に赤を入れて返したら,さすがにちょっと悔しかったのか全部返されたことに不満だったのか, 「成果物のイメージがどうしても湧かない!今日の夕方までに作れ!」 と来たもんだ。 無茶である。 成果物と言っても,上中下・松竹梅・甲乙丙,いろいろなパターンがありうるのに。 それを「作れ」と言われてもね・・・わからないとおっしゃるならしょうがないが。 イメージだけでいいのなら,とびきり理想的なベストの想定のもとに作ってみますか。 でも,この資料見たら大体どんなふうに進んでいく話なのか言わなくてもわかりそうなものなのに。 「どこまで腹をくくるつもりなのか!その覚悟はあるのか!」 朝からうるさいな。 もうこうなったらヒステリーである。 どうやら本気でやりたくないらしい。 いつもの粘着性の難癖付けて原局よろしく潰したいらしい。 まったく,内閣法制局か査定官庁を上司に持ったようなものである。 ま,やらなくていい,って言うんだったらそりゃ俺も楽だけどさ,でもどうせいつかはやんなきゃいけないもんだし,やるなら早めの方がいい。なんだってそうだけど。 やっとかないと,来年あんた困るぜ。 俺は来年いないけど。 お昼休みにお向かいの主任に 「ふつうこの資料を見たら成果物のイメージって自然に見えてきませんか?」 と聞いてみたら 「まあ,そうですけど。係長には係長の考えがおありなのでしょう。わからないっておっしゃってるんだから,作ってあげてみてくださいよ。お昼御飯食べながら「あれできるのかな,ほんとにできるのかな」ってぶつぶつ言ってましたから。」 ふーん。 主任は尺八や篳篥をたしなむだけあって,いつもクールで上品で誠実である。 ま,毎回そこまで係長に遠慮しなくていいと思うのだけど。 まあ主任に言われなくても一応上司の命令ですから,オーダーのものは午後の早いうちにできたけど。 しかし,午後3時過ぎに○務省から要求の関係で補佐と係長両方呼ばれてバタバタと飛んでいってしまい,しばらくして帰ったかと思うと原局をバタバタと何人も呼んで打ち合わせしていた。 それはいいんだけど,ちょっと落ち着いたあとも,それどころではないんだぜって態度。 まったく感じ悪い。 夕方,いや夜,やっと思い出したように 「そろそろやるか。」 と言われ, 「私はさっきからずっと待ってましたけど。」 といささかむっとして答えると, それを聞いた補佐が 「もう明日にしようぜ。」 とあきれ顔で言い放ったので,明日へ持ち越し。 一日無駄になった形だが,僕も同感。 今から打ち合わせ兼補佐説明を始めたらいったい何時になるかわからん。 あ,そういえば。 いっぺん確認しようと思ってたんだけど。 「ところで係長,昨日最初にお渡しした資料,読んでいただけました?それに大体のことは書いてあるんですけど。」 「あ,読んどく。」 読んどくってあなた・・・読んでなかったのか!? だからあんなとんでもない質問主意書ができたのか。 しょうがいない。 係長にはちゃんと資料を読んだ上で,今日も帰って鉛筆書きで質問主意書を作ってもらおう。 昨日よりうまくできるかな。 やっとスタートラインに立ってくれるのかな。 やれやれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年10月20日 01時08分50秒
コメント(0) | コメントを書く |