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2005年10月31日
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 今日は組閣。
 当初の予定は11月2日のはずだったが,今日の10月31日に前倒し。
 それも前倒しが判明したのは先週末。
 いつもの小泉さんらしいやり方である。
 計算高い気分屋さん。
 「サプライズ」という名のウケ狙い。
 でも3回目になると,こっちももう「またか」であるが。

 しかし組閣と言えば,
 やはりうちの大臣が一番に気になるところ。
 2時3時からうちの課はずっとテレビがつけっぱなしだった。
 本当に,誰も何もを知らない。

 空中に浮いてしまったような居心地の悪さが続く。

 4時前には安倍晋三新官房長官が閣僚名簿を読み上げた。
 うちの大臣は・・・,よかった,手堅く,しかもいい人が来てくれた。
 前みたいに素人じゃないし,いつかのどっかの省みたいに事務方をないがしろにする人でもない。
 いつもうちの省の大臣は地味目(とても「4人組」が来るようなところじゃない)だけど,今回は地味ではあるけど良い意味でシブイ。
 小泉さんも郵政が一段落して少しはうちの省の問題に目が向いてきたのかな?
 
 しかし,安倍晋三官房長官はよいとしても,谷垣禎一財務相の留任はいいとしても,麻生太郎外務相横滑りはいいとしても,竹中平蔵総務相だけはいただけない。
 小泉さんの「忠臣」ではあるけれど,今では立派に選挙も通って「政治家」気取りの顔してるけど,この人は本来「学者」のはず。

 審議会のメンバーならいざ知らず,経済なんとか担当大臣ならいざ知らず(大臣とは名ばかりで,青少年担当とかの特命大臣は自分のリアルな手足を持っていない。内閣官房にオンブにダッコのスタッフ職。),筆頭大臣の総相とは。
 僕は個人的に,まず「学者」を信用しない。
 彼らは「評論家」と一緒だ。
 言うことは立派だが,立派なのは言うことだけだ。
 泥を被るようなことをしないし,汚れ仕事ができない。
 「学者」はまず自分のテーゼやドグマを持ってきて,そこに現実を当てはめようとする。
 しかし現実はそんな単純な世界観で切って捨てれるわけがない。

 反面,「実務家」は,まず現実を見る。
 「こうあるべき」ではなく,「こうなっている」という事実認識から入る。
 そこから答えを引き出す。
 「ならばこうしよう。」と。

 でも「学者」は現実を見ない。
 うまくいかないのは,彼のテーゼやドグマが間違っているからだとは決して認めない(それを認めると学者でなくなってしまうからだ)。
 うまくいかないのは,「現実が間違っている」,ということになる。
 でもそんなことはさすがに言えないから,自然事務方がとばっちりをくらう。
 悪いのは,「私の考えを理解できない凡庸で頭の固い役人のせい」になる。
 「どうしてこうなるんだ」「こうなるはずじゃないのか」なんてセリフはまさか一国の閣僚たる者が言うはずはないが,竹中さんがテンパってしまったときが心配だ。
 総務省というところは,霞が関の大親分みたいなもので,内閣府が学級委員長なら総務省はガキ大将みたいなものである。
 財務省と並んで,霞が関のウチソトとオモテウラを完全に支配下においてコントロールしている。
 だから,(財務ならまだしも)総相になるべき人物というのは,永田町と霞が関の表と裏に通じ,海千山千,清濁併せて腹に収めることのできる政治力を持った人物でないと上手く行かないのだ。
 すくなくとも,事務方としては。

 ズバリ言おう。(細木数子ではないが)
 竹中さんの総相起用(大抜擢もいいとこだ)は,経済財政諮問会議で何度も言っているように,小泉さんはとうとう公務員制度改革を本気でやるつもりなのだ。
 今のような曖昧な形ではなく。
 しかも,霞が関の抵抗勢力を完全に無視して。
 麻生さんはあまりにも長く総務省にいたから,総務省のルールにどっぷり浸かっている(少なくとも,小泉さんから見れば)。
 麻生さんは総務省の事務方に情が移ってしまっているので,泣きつかれたらホロリといってしまう可能性がある(少なくとも,小泉さんから見れば)。
 麻生さんは裏表の使い方が上手いので,看板は「改革」,中身は「現状維持」で結局うまく丸め込まれてしまう(少なくとも,小泉さんから見れば)。
 それに,ここが一番重要なのだが,いろいろなバックを持つ麻生太郎にはあまり強いことは言えない。

 でも,「こうあるべき」で突き進む「学者」竹中平蔵なら,それができる。

 霞が関には何のしがらみもないから,バッサリといける。
 小泉改革の忠実な僕として,言われたことは何でも真面目にやる。
 細かい指示も出しやすい。常にコントロールできる。
 しかも,郵政を通したという自信で本人に勢いがある。

 小泉さんは冷たい人だ。
 竹中平蔵をとことん使い切るつもりだ。
 ボロボロになって倒れるまで。

 竹中さんも,総務省の事務方も,お互い苦労するだろうな・・・。
 公務員制度改革(その他もあるけど)。
 独法とか特殊法人改革とはわけが違うぞ。
 ちょっと言わせていただけるなら・・・
 小泉さん,あんたは無茶だ。いいかげんにしろ。
 「10年間で2割削減」など,派手な看板出して国民受けを狙って,その中身をまるでなんもイメージできてないじゃないか。
 最低でも,治安関係はこの方針,農水関係はこの方針,防衛関係は・・・という具体性がないと,これでは「ミソもクソも一緒くた」だ。「メリハリ!」「メリハリ!」と単純に叫んでいれば本当にメリハリが付くとでも思っているのか。
 言霊じゃあるまいし。
 本当に減らすべきところに対しては組合の関係(地元の選挙地盤だったりする)で手を出せないくせに,本当は減らしてはいけないところには抵抗が少ないという理由だけでバンバン減らしにかかってくる(治安関係には組合がない・・・。頑張れ治安・防衛!政治家がバカでも日本の平和は君たちが守るんだ!)。

 始めに結論ありきは非常に危険だ。
 絶対に無理が生じる。
 霞が関の建前と現場の本音が乖離し,現場に無理が生じたとき,必ず重大な事故が起きる。
 あのときのように。
 
 しかもこの数字,聞いた話では「15年で3割」よりも「10年で2割」の方がわかりやすいから,という信じられないアホみたいな単純な理由で出た数字らしい。

 やれやれだ。

 今のところ霞が関は官邸に従順だけど,意外と俺たちはしぶといぞ。

 心してかかってこい。

 でも,小泉さん,あんたあとどれくらいだ?

 

 今回,福田さんが閣僚からも党役員からも外れてしまったのは残念だった。
 福田さんを総相か外相にするべきだったんじゃないかな。
 小泉さんはまたしても自分に忠実な手下ばかりを集めてしまったな。
 一国の首相なら,多少気に食わなくても有能な人間を使う度量が必要だし,判断を誤ることのないよう時には諫言を厭わない能臣を傍に置いておくべきだと思うが。
 でも,小泉さんのあとは福田さんを出すべきだろう。
 今の自民党はちょっと浮かれすぎだ。
 この辺でちょっと冷静になろう。

 でも,トータルで手堅い人事だ。
 より強大な主導権で小泉改革の総仕上げを固めていくつもりだな。
 先日の衆院選圧勝(300議席超!)といい,郵政の通過(本当にこれでよかったのだろうか・・・)といい,今回の閣僚の顔ぶれといい,小泉さんの色がだんだん強くなってきていることに対してちょっとだけ不安になってきたのは僕だけだろうか・・・。

 あと,小泉さん,急に日程を変えるのは今回でやめにしてもらえませんか。
 こっちにだってスケジュールってものがあるんですから。
 おかげで全部狂ってしまいました。
 「無駄を省く」とか「効率化」とか言うんだったら,
 霞が関を突然驚かしてバタバタさせるのはやめてくださいな。
 あんたのその気まぐれなやり方こそが,事務の「無駄」だし「非効率」です。
 「サプライズ」はあまりにも人を小ばかにしています。
 とんでもない悪趣味です。 
 
 
 
  





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Last updated  2005年10月31日 22時53分20秒
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