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2005年12月06日
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カテゴリ:ヤン・シベリウス
 さて,ひさびさの音楽ネタです。

 ここ最近急に冷え込んできましたので,冬らしく,ということで,

 今日はシベリウスの交響曲第5番。

 演奏はサー・ジョン・バルビローリ&ハレ管弦楽団。

 1960年代の古いステレオ録音です。

 シベリウスの代表作にして,シベリウスの「田園交響曲」とも言うべき名曲中の名曲。

 交響曲史上屈指の美しさを持つ旋律美と構成美。

 でもこの曲を演奏することは,指揮者・オーケストラともにかなりのテクニックとセンスが要求されることは,私のような素人が聴いてもわかります。

 そこへ行くと,カラヤン&ベルリン・フィルあたりが打ってつけなのですが,あえて今夜はサー・ジョンの古い録音を引っ張り出してきました。

 北欧の大自然の雄大さを前にした一人の人間の心象風景とも言うべきこの曲のスケールの大きい繊細な姿を,深い叙情と純粋な憧憬をもって,渾身の力を込めて描いているのがこのサー・ジョンとハレ菅の幸福な録音。

 第1楽章中間部のクライマックスで,
 少年の憧れが徐々に昇華していく人間的なグラデーション。
 どこまでも昇っていく,上昇する音楽。
 それに応える雄大にして峻厳な大自然。

 しかし第1楽章のフィナーレでは,オーケストラの力量不足は否めない。
 これはいたしかたないハレ菅の限界。
 せかせかとしてアンサンブルが怪しい弦とひ弱い金管のコラボになってしまっているが,それでも彼らの演奏するこのファンファーレが圧倒的に感動的なのはどうしてなのだろう。
 どうやら,音楽における表現力というのは,テクニックの上手い下手とかというだけの問題ではないようですね。

 これぞサー・ジョンの音楽。
 バルビローリの真骨頂。

 カラヤン&ベルリン・フィルの神々の演奏ような輝かしい完璧さや,バースタイン&ウィーン・フィルの芳醇な味わい,ベルグルンドのプロフェッショナルな郷土愛,コリン・デイヴィス&ボストン・フィルの高水準の演奏などいくつか聴いてみましたが,べームの「ザ・グレート」と一緒で,この曲を聴くときはバルビローリの演奏からは逃れられない。
 これはどうしようもないことなのだ。

 バルビローリ・マジック。

 このシベリウスは全集もので,どれも素晴らしい出来です。

 彼はほかにもマーラーの第5・第9,ブラームス全集などの名演を残しています。

 昔はいい指揮者がたくさんいました。





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Last updated  2005年12月07日 01時47分21秒
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