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テーマ:好きなクラシック(2316)
カテゴリ:プッチーニ
今夜はムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの来日ライヴから。 このCDは,1965年のモスクワ録音よりも録音状態・オケの状態ともによい状態での貴重な記録となっています。 第5番がやや田園的趣きがあったのに比べ,この第7番は張り詰めた緊張感漂う強面の作品。 演奏時間も短く,この単一楽章の交響曲には無駄というものがありません。 寸分の隙もない建造物としての音楽。 ムラヴィンスキーのアプローチは,この曲の筋肉質で引き締まったところを余すところなく表現しています。 レニングラード・フィルの弦のコシの強さなんて,キリリと締まって惚れ惚れするほど。 オーロラやダイヤモンドダストのように,過酷な状況下でしか実現し得ない美の世界。 「凛」としています。 さて,我が身を振り返ってみると,現場の厳しさから遠ざかり,仕事もなにも緊張感のない日々です。情けない。 私も襟を正して「凛」として生きていきたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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