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テーマ:好きなクラシック(2316)
カテゴリ:ヨハネス・ブラームスの音楽
東京は青い空が広がりいい天気でした。 お昼過ぎ,愛車「ロココ」(←チャリ)で近所の大学を通りがかったとき,耳覚えのある旋律の断片が聞こえてきました。 金管のファンファーレ。 パート練習の短いフレーズの繰り返し。 でもそれは・・・たぶん・・・きっと・・・ 自分の耳を試してみようと,キャンパスの中にお邪魔してみました。 音の方向,校舎の陰に,いました。 ホルン3人組。 また少し離れたところに,厳しい先輩に指導を受けているトロンボーン軍団。 まだ練習はじめて間もないのか,なかなかいい音が出ません。 でも,彼らの次の演奏会の曲が何なのかは,近くで聴いてはっきりわかりました。 ブラームスの『大学祝典序曲』です。 僕の耳に届いたのは,序章後の「われらは立派な校舎を建てた」の旋律の金管のファンファーレ。(開始後1分45秒あたりのところ) 学生さんたちはずっとそこのところを繰り返し練習していました。 春の青空を突き抜けるように『大学祝典序曲』の旋律が鳴っているのって,なかなか素敵な光景でした。 大学オケによる『大学祝典序曲』,聴いてみたかったけど,残念なことに,君たちがもっと腕を上げて晴れの舞台に臨むときには,僕はもうこの街にはいないのです。 4年間馴染んだこの街ともあと2週間足らずでお別れ。 霞が関からはちょっと遠いけど,静かで住みやすくて,とてもよい街でした。 さて,帰って引越しの準備。 『大学祝典序曲』がさわやかに耳に残っていたので,お掃除しながら繰り返しかけていました。 バーンスタイン,べイヌム,セルと聴いて,最後はシャイー。 どれもそれぞれ素晴らしいのですが,春の空と今日出合った学生のイメージに一番近いのが,シャイーの演奏でした。 王立アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団,大好きです。 さー,いよいよ年度末。 がんばろー! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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