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2006年04月08日
テーマ：好きなクラシック(2316)
カテゴリ：カテゴリ未分類
 仕事はわからんことばかりですが、皆さんよい方ばかりで、助かっています。 本当は私が皆さんを助けに回らないといけない立場なのですが…。 さて、今日はヨメさんと一緒に新しい町並みを散歩してきました。 天気がよくて、とても気持ちがよかったです。 今夜は、すこし落ち着いて、こうしてブログの更新をしています。 とは言っても、ダンボールの山はまだまだ片付いていなくて、僕の大好きなブラームスのＣＤたちはまだ「発掘」されていません。 というわけで、今夜はたまたま引越しのときに一番先に「救出」されたＣＤのひと山の中から、ボロディンの弦楽四重奏曲第２番を聴いています。 ボロディンは、優れた化学者として名を成す一方、余暇の作曲家として「ロシア５人組」とうたわれて活躍した人です。 このような例は、『みずうみ』で有名な文学者シュトルムの例（彼は法律家でした）があります。 この二人には、不思議に共通する勤勉さと繊細さの背後に、ある種の執念みたいなものを感じます。 たぶん、彼らは、昼間は優れた職業人としての、夜は一人の芸術家としての、それぞれ二つの人生を獲得しようとしたのでしょう。 どこかへ飛び立とうとして飛び出せないでいる鳥たちの夜の夢のような第３楽章のアンダンテを聴いていると、そんなボロディンのこころをちょっと覗いたような気がします。 僕の職場はややもすると心の産毛を磨耗させてしまいかねないような荒っぽいところですが、僕もボロディンとシュトルムを見習って、職場を離れて自分自身に帰れる時間を大切にしたいと思います。 もっとも、僕はただの趣味人でしかないのですが。 今夜のＣＤは、エマーソン・カルテットでした。 ヨメさんは眠そうな顔をして本を読んでいます。 明日はダンボールの山から僕の大切なＣＤたちを助け出す予定です。 おやすみなさい。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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