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カテゴリ:ブラームスの日々
金曜日の夕方、僕のヨメさんがふうふう言いながら大量のトマトを買って来た。
彼女が抱えてきた大きな白いビニール袋の中には、中くらいの完熟トマトが30~50個。 唖然とする僕に「安かったの」と彼女は軽い言い訳をした。 「今日からトマト祭りよ」と彼女は厳かに宣言した。 「町中の人たちにトマトをぶつけて回るの?」 もしそんなトマト祭りがこの小さい町であったとしたら、僕らの分はこのトマトが50個あれば足りるだろう。勝利は間違いない。 「まさか」 と彼女はあきれて言った。 「ちかごろお通じの調子が悪いのよ」 その夜はトマト祭り。 トマトたっぷりのミートソースのスパゲッティー。 付け合せはトマトのサラダ。 彼女はミキサーでトマトジュースをつくり、 僕はそのトマトジュースをラガーに入れてレッドアイにした。 ロゼを一本開けて、彼女が借りて来た「Mr&Mrs.スミス」を見る。 つまみはもちろんトマトとチーズ。 トマトはまだ半分残っている。 (今日はヨメさんが当直なので、トマト祭りは一時休止だ。) 明日のトマト祭りは、何をするのだろう。 やっぱり町に出て投げあいかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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