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カテゴリ:ブラームスの日々
今日から、うちの役所はほとんどの職員が休暇をとっていて、開店休業状態である。
とある課などは平職員が一人という有様だった。 庶務課はさすがに諸々の窓口なのでそういうわけにはいかないが、それでも課員の半数は休んでもらっている。 だが、留守を守るわれわれも、ゆったりしたものである。 役所の中も外も、基本的に休み体制なので、ほとんどの事務は基本的に動かないのである。 給与係のおじさんは、今年の人事院勧告を読みながら「なっとくいかない!」と息巻いているし、 人事の担当のお兄さんは普段やらない文書の受付とか電話交換の仕事を涼しい顔して淡々とこなしていた。 課長はいつもより時間があるので内規の決裁を念入りにチェックしたりして、「係長、これ、おかしいやろ?」を連発していた。 僕は僕で、こまごまとした帳簿の整理にたっぷり時間をとって電卓を何度も何度も弾いていた。 このちいさな庶務課の中で、僕のポジションもどうやら落ち着いてきたみたいだ。 われら盆休み留守部隊。 明日へ続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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