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テーマ:好きなクラシック(2316)
カテゴリ:ベルリオーズ
ここでのベルリオーズの音楽は特に傾聴すべきところはないのですが、 『幻想交響曲』などで見せた色彩感覚はここでも見事で、 彼らしい派手さはありませんが随所にたおやかな色の変化と流れがあります。 その色加減が、まさしく『夏の夜』によく合います。 アンネ・ゾフィー・フォン・オッターは透明感のある美貌のソプラノ。 その声は、まさしく『夏の夜』にぴったりです。 僕は 歌曲集『夏の夜』の中では ヴィラネル 君なくて それと併録の 『5つの歌曲』の中から 美しき旅人 オフェーリアの死 が好きです。 エクトル・ベルリオーズ。 この情熱家に、若いころの僕は自分自身を重ねあわせていました。 今でも、好きな作曲家です。 ややもすると情熱一辺倒の荒っぽい作品群も、 やさしい気持ちで受け入れ、聴くことができます。 愛すべき天才です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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