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テーマ:好きなクラシック(2328)
カテゴリ:スメタナ
僕は一応この大会を目標に走りこんでいたつもりでしたが、 練習量というのは確実にタイムに出るもので、 結果はまったく納得のいくものではありませんでした。 3キロ走って、ギリギリキロ4分。 せめて、キロ3分45秒~50秒は出したかったのだが。 キロ4分の壁、 梅クラスのランナー・ブラームスはまだまだこれを超えきっていないようです。 来年はがんばるぞー! というわけで今日は、全身の筋肉がけだるく、内臓も(飲み会で)疲れていたので、 一日休養に当てました。 昼下がり、一分一秒の時の経過とともに やわらかく暖かい日差しが心地よく陰っていき、 涼やかな風も少しずつ冷たくなっていく 窓から感じるその微妙な変化を五感で楽しみながら、 本を手に取り読むでもなく、 ソファーに寝そべって聴いていたのがこの曲。 スメタナの「わが祖国」。 全6曲から成るこの連作交響詩は、 第2曲の「モルダウ」 が突出して有名だけど、 僕はこの中でも 第4曲「ボヘミアの森と草原から」 がとりわけ大好きで、 この実り豊かなの秋を感じる今日の日にふさわしいと思い、 クーベリックの有名な「プラハの春」の録音を取り出しました。 目的は第4曲の「ボヘミアの森と草原から」だけだったのだけど、 第1曲の「ヴィシェフラト(高い城)」の出だしの、 やわらかくしかし決然としたハープと木管の音が、 まるで疲れた僕の身体を癒すように聞こえ、 結局そのまま音楽が流れるままに全曲を聴いてしまいました。 クーベリックの指揮は確かにドラマティックだけど、 今のこのときを愛おしむようなやさしい目線が全体を包んでいて、 とても感銘深い演奏の記録となっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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