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テーマ:好きなクラシック(2324)
カテゴリ:ヨハネス・ブラームスの音楽
「ブラームスはまじめな人だったの?」
と妻が問うた。 なぜそう思うのかと聞き返すと、 「音楽からそんな感じがした」 とのこと。 先日のコンサート終了後のことだ。 メインプログラムだったブラームス第1交響曲の感想らしい。 前半のモーツアルトでは寝ていたくせに (本人は音に集中して眼を閉じていたと主張していたが) 後半のブラームスではとても熱心に聴いていた。 妻はもともとクラシックなどは無縁の世界に生きてきた人なのだが、 僕と付き合うようになってから、 一緒にコンサートに付いてくるようになった。 たぶん、最初は音楽自体に興味がなかったはずである。 その証拠に、最初に一緒に行ったコンサートについては、 曲名も音楽もまったく覚えていないらしい。 (ちなみに、チャイコフスキーの第4交響曲。オーチャードホール・東京フィルでした。) でも、一緒に暮らすようになって、 自然に日常生活の中でクラシックを聴く機会が増えたせいか、 (一緒に家事をするときはだいたい何か流している) 彼女のレパートリーはかなり広がってきた。 しかも「のだめ」のおかげで、ベートーヴェンの第7交響曲も覚えたし、 ラプソディー・イン・ブルーだって、プロコフィエフだって知っている。 そして今回、ブラームスについて、その音楽から 「まじめな人」 というその人間性まで推し量るような言葉が出てきたのたのは、 正直驚いた。 その日の彼女は、しばらくずっと仕事が立て込んでいてとても疲れていたが、 (僕は「寝てていいよ」と言ったのだが・・・) 無理に時間を作って一緒にコンサートに出かけ、 一緒にブラームスを聴いてくれた。 それだけでも十分だったのだが、 彼女は彼女なりにブラームスを聴き、 ブラームスを理解してしまったらしい。 ところで、明日は結婚記念日。 紙婚式です。 妻には、「僕と結婚してくれてありがとう」と言いたいです。 こんな僕を、理解してくれ、支えてくれ、いつも感謝しています。 妻と結婚できて、本当によかったと思っています。 でも、明日は妻は当直です。 なので、いつものように「お疲れ~」と差し入れを持って行こうと思います。 それが僕たちの紙婚式です。 ↓↓↓このベイヌムのブラームス全集は、コンサート会場で妻にねだって買ってもらいました。 早めのテンポで剛毅木訥な構築感、そして当時のロイヤル・コンセルトヘボウのやわらかい音色(特に木管!)が絶品のブラームスです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年11月19日 00時13分09秒
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