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2006年12月24日
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カテゴリ:ベートーヴェン
 昨夜は、友人夫婦を招いて賑やかに鍋を囲んだ。

 鍋は、じっくりと煮込んだ鶏がらスープをベースにして、オーソドックスな鳥鍋。

 話題は仕事の愚痴から、共通の知人の近況、そして互いの慰労。

 話題が「のだめ」になったときに、

 妻のリクエストにより「ベト7」を掛けた。

 (ドラマの影響で、妻は「ベト7」という略称まで覚えてしまった)

 友人夫婦の奥さんも「のだめ」が好きなのだが、仕事が忙しくてあまり見ていないとのこと。

 毎回見ている私たちがなにやら申し訳なかった。

 ところで「ベト7」とは、言うまでもなく

 ベートーヴェン作曲交響曲第7番イ長調。

 「舞踏の神化」とまで言われたリズミックな魅力を持つ大曲である。

 昨夜僕が掛けたCDは、

 ハイティンクとロンドン交響楽団のライヴ盤。

 近年のLSO自主制作ライヴ・シリーズからの一枚。

 とても洗練されていて、しかも落ち着いていて、

 よい意味での大人の演奏。

 ときどき、ふわっと宙に浮いたような、

 世界が無重力になったかのような錯覚さえ覚えさせてくれる。

 弦をはじめ、オーケストラの音色も絶品。

 これがあのロンドン交響楽団?

 僕はドラマ「のだめ」のオープニングで使われている

 第一楽章の序章から主部に移るアレグロも好きだが、

 第二楽章の沈思黙考のアレグレットの世界が好き。

 この楽章をどのように演奏するかは、指揮者の哲学が問われるところだ。

 第三楽章の真の姿を私たちの前に提示したのはカルロス・クライバーであり、

 第四楽章の形而上学的な情熱の世界を具現化したのがフルトヴェングラーだったが、

 21世紀の巨匠ハイティンクは、

 「それを踏まえて」

 真に洗練された表現で「ベト7」の世界を余すことなく表現している。

 私の記憶が正しければ、この録音は、ハイティンク自身の75歳記念祝賀公演のライヴである。

 エア・チェックしていた信州の師匠から「すごい演奏だった」とメールがあり、

 CD化を待ちに待って銀座の山野楽器で手に入れた思い出の一枚。

 もちろん、教えてくれた師匠にもCDを送った。

 
 鍋は、雑炊を卵でとじてお開きに。

 友人夫婦が持ってきてくれた焼酎がとんでもなく美味のシロモノだったので、

 ついつい飲みすぎて、妻に怒られてしまった。

 また来年も、こんな穏やかで楽しい時間がたくさんあるといいけどな。
 
 
 ところで、今夜はクリスマス・イヴ。

 世界中が微笑んで、優しくなれる夜だ。

 このブログを訪れてくれたみなさんに、

 メリー・クリスマス!

 幸せなクリスマスとなることを祈っています。


 え、僕のクリスマス・イヴは、だって?

 妻が当直なので、

 一人でビールを飲みつつ年賀状書きながら、ヘッドホンで「ブル8」聴いてます。

 ハイティンクとウィーン・フィル、よいですよ。

 ※ 「ブル8」=ブルックナー交響曲第8番ハ短調の略。
   知っている人ならわかると思いますが、積極的にクリスマス・イヴに相応しいとは言いがたい音楽です(笑)。





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Last updated  2006年12月24日 22時47分06秒
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