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2006年12月31日
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カテゴリ:ベートーヴェン
 今年の最後の曲のご紹介は、

 「好きなクラシック」への100回目の投稿となりました。

 さて、今年の最後を飾るのは、

 ベートーヴェン作曲『合唱幻想曲』です。

 あまり有名どころではありませんが、

 ピアノ、二管編成のフル・オーケストラと4部合唱を伴う

 規模の大きなものです。

 ちなみに、曲の途中でご丁寧に弦楽四重奏までが挿入されます。

 この実験的な編成と楽想は、あの『第9』のフィナーレの原型となったもの、だと言われています。

 もちろん、「実験的」要素の強い作品ですから、

 曲自身の構成力はかの『第9』にははるか及びませんが、

 『第9』にちょっと食傷気味の年末に、

 ほっと一息つかせくれる

 シンプルでかわいらしい曲です。

 歌詞も、あの『第9』的な気分にとてもよく似た

 音楽と芸術と人生の歓びに対する『賛歌』となっています。


 CDは最近の録音から、

 エレーヌ・グリモーのピアノ、

 エサ=ペッカ・サロネン指揮

 スウェーデン放送交響楽団・同合唱団の演奏で。

 北欧の清らかな冷気に包まれた、若々しくてさわやかな録音です。

 
 『合唱幻想曲』


 快く優しく愛らしい響き、

 われらが生のハーモニー、

 美の感性を揺り動かして、

 花を咲かせる、永遠の花を。


 平和と歓喜、親しげに滑り出す、

 寄せては返す波のごとく、戯れながら走り出す、

 荒々しく敵対しながら寄せ来るもの、

 秩序ある高き感情に変わりゆく。


 音の不思議、はたらいて、

 言葉の神聖、語られしとき、

 栄光は形作られ、

 夜と嵐は光とならん。


 外なる静寂、内なる至福が

 幸なるものを支配する。

 もって芸術の春の太陽は

 その両者から光を生じさせる。


 心に迫り来る偉大なるもの

 かくて新たに美しく、高みに向けて花開き、

 精神は高揚し、

 あらゆる精神の合唱がそれに唱和する。


 受けよ、汝ら美しき魂どもよ、

 歓びもて美しき芸術の賜物を。

 愛と力が結ばれしとき、

 人は神の恩寵を受く。



 ではまた来年。 





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Last updated  2006年12月31日 15時07分01秒
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